iPhone 9(SE2)は約44,000円で販売か? Apple中国工場の再開はまだ不透明

iPhone 9(SE2)、価格は約44,000円?

次期Apple TVがやってくる?

 新型コロナウイルスによる製造スケジュールへの悪影響が懸念されるものも、AppleはiPhone 9(SE2)以外にもサービス事業を強化する布石を打っているようだ。そんな布石のひとつとして、9to5Macは6日付の記事で次期Apple TVの開発動向を報じた。この記事が公開された前日の5日、Appleは各種製品の最新OSの開発者向けベータ版をリリースした。そんなOSのなかには、最新Apple TV用OS「tvOS13.4」も含まれていた。このOSに未知のApple TVモデルのコードネーム「T1125」が見つかったのだ。

 T1125に対応すると考えられる次期Apple TVの仕様はまだ不明ではあるものも、tvOS13.4に含まれる内部ファイルを調べると、このTVモデルがarm64eアーキテクチャを採用していることがわかる。このアーキテクチャは、iPhone 11 Proに実装されたA13 Bionicチップでも使われているものである。それゆえ、次期Apple TVには最新チップが実装される可能性が高い。

 9to5Macの記事は、次期Apple TVに最新チップが実装されることによって、Apple Arcadeのゲームプレイ環境が改善されるのではないか、とコメントしている。Apple Arcadeにラインナップされているゲームはモバイル機器でプレイされることを想定してUIを設計しているものが多いと言われているが、テレビの大画面で快適かつ鮮明にプレイできるようになれば、同サービスのゲームサブスクとしての価値をより高めるだろう。

 以上のように新型コロナウイルスによる悪影響が懸念されるものも、Appleはサービス事業を強固にするような製品販売戦略を着々と進めていると見て間違いないだろう。

トップ画像出典:Fast Company「A new low-cost iPhone is coming in March—and it’s a smart move for Apple」より画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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