東海オンエア、個人も大活躍の2019年 ソロデビュー、映画出演、始球式……2020年に夢を叶えるのは?
抜群の歌唱力とスター性を兼ね備え、歌手デビューが待ち望まれていたとしみつは、ついに2019年6月2日、「TOSHIMITSU」名義で初のミニアルバムをリリースした。この1stミニアルバム『THE BEST』はなんと、オリコンデイリーアルバムランキングで、B’zの『NEW LOVE』、椎名林檎の『三毒史』に次ぐ第3位を獲得。そして7月28日には、みの率いるロックバンド・ミノタウロスと共に、男性ファン限定ライブイベント『ボーイズナイト』を主催した。個人チャンネル「としみつ東海オンエアの」では度々弾き語りの生配信を行なっており、伸びやかで力強い歌声をファンに届けている。2020年以降は(彼の口から明かされたプラン通りであれば)次作『THE BEST2』、そしてベストアルバム『BEST BEST BEST』の発表への期待も。アーティストとして、憧れのUVERworldと共演……という日が訪れるかもしれない。
酒に酔った時の面白さで彼の右に出る者はいないであろう、破天荒&愛されキャラのゆめまる。2018年10月より、東海ラジオでレギュラー放送中の『東海オンエアラジオ』でメインパーソナリティを務めている。中学校時代からラジオDJになることが夢だった彼は、「嬉しい限りで、(放送が決まった)その日の夜、3軒はしごしてベンチで寝てましたから」と、酒飲みキャラならではの一言。好評につき、2020年も番組が続行するばかりではなく、2月には『東海オンエアラジオ』のオフィシャルブックが発売されるという。ラジオDJとして着実に成長しているゆめまるは、現在進行形で夢を叶えており、次のステップをどう踏み出すのか、注目が集まるところだ。
最後に、“元教員”というYouTuberとしては異例のキャリアを持つ虫眼鏡。ゆめまると同じく『東海オンエアラジオ』のメインパーソナリティを1年以上勤めているほか、個人チャンネル「虫眼鏡の放送部」でも、「虫も殺さないラジオ」と題してラジオ形式の動画をほぼ毎週アップしており、その登録者数は先日50万人を突破した。彼は喋りだけではなく文章も秀逸で、自身の書いた概要欄(本来は動画の説明を書く所だが、虫眼鏡の書く概要欄は“エッセイ”と言えるくらい完成度が高い)をまとめた本まで出版されている。また、大の野球好きで、地元の中日ドラゴンズファンを公言していた彼は、同じく「プロ野球の始球式」を夢に掲げていたメンバーのとしみつの粋な計らいによって、2019年5月4日、ナゴヤドームでの始球式に登板するという快挙を成し遂げた。グループとしても、個人としても存在感が増していくなかで、次はどんな夢を叶えるのか。
春にはYouTube Originals作品『株式会社グレーゾーン・エージェンシー』の公開も決定している東海オンエア。2020年は6人での活躍はもちろんのこと、メンバーそれぞれのさらなる飛躍にも期待が高まる。メンバーが次々に夢を叶えていくなかで、てつやが“活動休止”のタイムリミットが迫っている嵐との共演を果たす日は来るのか。嵐がYouTubeでの活動も精力的に行なうようになったなかで、淡く高まる可能性を信じたい。
(文=岩見莉紗)