元NMB48門脇佳奈子が振り返る、YouTuberとしての1年間と吉田朱里に学んだこと

門脇佳奈子に聞く、“YouTuber活動の1年”

「吉田朱里とはYouTubeの話しかしない」

ーー新しいファンというと、どういった層から反響があるんですか?

門脇:今までは10代から20代ぐらいの女性、男性の30、40、50代の方が多かったんですけど、女性の30代、40代とかお母さん世代の方がすごく増えましたね。旅行に行くような層が台湾の動画をきっかけに見てくださったのかな。あとは、コメント欄に台湾の方がすごく増えました。始めた当初は海外の方に見ていただけるなんて全く思っていなかったので、びっくりしました。

【台湾VLOG】グルメ!コスメ!最高の台湾旅行〜Part1〜

ーー台湾の方たちは自分たちのことを紹介されて嬉しいんでしょうね。

門脇:台湾の動画はVLOGとして初めて上げたんですけど好評です。台湾の食にも興味があって、屋台や夜市が流行っているということで弾丸で行くことにしました。もともと1本か2本の動画にするつもりだったんですけど、台湾に行ってからその場でいろいろ見つけちゃって。結果、3本に分けるボリュームたっぷりな動画になりましたね。そこから、再生回数もチャンネル登録者数もグッと伸びたんです。旅行も食べることも好きなので、みんなが興味はあるけどなかなか行けないようなところに行って、YouTubeの旅雑誌的な、私のチャンネルを見てみなさんが手軽に旅行に行きたくなるような動画にしたいです。

ーー台湾の動画の中では、吉田さんからカメラを借りる、というくだりもありましたね。吉田さんとは、「お魚サラダ」や「たこ焼きパーティー」といったコラボ動画も出していますが、YouTuberの先輩でもある吉田さんから刺激を受けることも多いですか?

門脇:編集してから動画をアップするまでの段取りをよくするために、撮影の段階から準備していたりして、すごく勉強になりますね。プライベートでもよくご飯に行くんですけど、基本YouTubeの話しかしなくて。お互い自分で編集しているので、どんな編集の仕方してる、どんなところに気をつけてる、というのは、私がYouTubeを始める前からずっと教えてもらっていました。そういった存在が身近にいるのは、すごくありがたいです。カメラのことも、吉田朱里が使ってた小型カメラを見て「いいなー! それ、使い方簡単?」って聞いたら、全部手取り足取り教えてくれて。「あれやったら、台湾持っていき!」と言ってくれたので、台湾に持って行ったんです。

ーー動画を企画する上で、女性向けの動画を作るか、男性向けの動画を作るかは重要なポイントだと思います。吉田さんだったら女性に向けたコスメ動画が多いですよね。そういった視点は考えたりしていますか?

門脇:YouTuberを始めた当初は男性のファンの方が6〜7割を占めていました。でも、私がやりたいことを続けてどれぐらいの層が見てくれるのかというのを見たい気持ちもあって。お酒とか食のことをアップするたびに女性の方もだんだん増えていって、今となってはほぼ半々といった感じなんです。偏らずにバランスよく男性の方にも、女性の方にも楽しんでもらえるチャンネルに今後していけるのかなというのは、続けていく中で思いました。私も迷っていた部分はあったんですけど、好きなことを心置きなくできるのがYouTubeの醍醐味なので。今後もお酒を飲むことも、食べることもやめないですし、私がちょっとでも興味あることをどんどんやっていったらいろんな方が興味持ってくださるのかなと思っています。

ーー1年間余り、YouTuberを続けて見えたポリシーですね。先ほど、最初の動画は上げるまでに2〜3週間かかったと言っていましたが、編集技術はどこまで上達しましたか?

門脇:だいぶ早くなりましたね。撮影から動画アップまで、集中してやって5、6時間でできるようになりました。マクドナルドの月見バーガーを食べた時の動画は商品が期間限定でしたし、とにかく1日でも早くと思って撮影後からすぐ編集を始めて、夜通しでやったんですけど、本気になればこのぐらいでできるんだと。再生回数も少し伸びたりして、期間限定とかそういうのも跳ねるんだなと学びましたね。

ーートレンドに乗った方が再生回数も伸びますよね。

門脇:どれだけ編集を早くしてアップするか。でも、早い方はもっと早いので、まだまだ勉強は必要です。私なりにいろいろとアレンジを加えながら、みなさんが気になったものをスピーディーにあげられるようにしたいと思っています。

ーーこの1年のYouTuber活動で、1番嬉しかったのはどんなことですか?

門脇:まさかこんなに早く登録者数が2万人を超えるとは思っていなかったです。動画をアップしてコメントをくださるという、このやりとりがすごく嬉しくて。学生さんからお父さん、お母さん世代、それこそ海外の方からコメントをいただくこともあって、そこで手軽にやりとりできるというのが本当に楽しくて。動画作りをする上でファンの方とやりとりをして、それをまた動画に反映してという流れがモチベーションになります。

ーー中には辛辣なコメントもあるかもしれませんが、そういったコメントも飲み込んだ上で次の動画に生かすということは、YouTuberにとっては大事なコミュニケーションですよね。

門脇:どんな内容でも、わざわざ私の動画にコメントを書いてくださるという、時間を割いてくださることが嬉しいです。最初から最後まで見て、細かく教えてくださったり、私ならできないので。もちろんコメントの中には、悪いコメントもあるんですけど、それが思っていたよりも少なくて。コメント欄にも「低評価、少な過ぎ」とあるぐらいに。私のチャンネルに対してすごく愛を感じますし、編集がつらい時とかにもコメントを見て頑張ろうと思えます。悪いコメントがあったらあったで、ここが気になると1人が言ってくれているということは、まだ何人か気になる人がいるのか、じゃあ次こうしようと思えるので。コメントをしてくれる視聴者の方がいないと、YouTuberを続けていくのはしんどいなと思います。

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