DACにもなるレトロで可愛いハイレゾ音楽プレーヤー「Shanling Q1」とは?

DACにもなるレトロで可愛いハイレゾ音楽プレーヤー「Shanling Q1」とは?

 スマホで音楽を聴く人が多くなったこの時代、携帯音楽プレーヤーなんて流行らないかもしれない。

 だが、Kickstarterでキャンペーン中の「Shanling Q1」は、そんな人でも欲しくなっちゃうような、可愛くも充実した機能を持つ音楽プレーヤー兼DACだ。

レトロで可愛い筐体

 キャンペーンを行っているShanlingは1988年よりオーディオ関連製品を作っている企業。日本でも最近では同社のDAP「M0」がある程度人気を博していたようだ。そんな同社の最新DAPとなるのがこの「Q1」。

 2.7インチのタッチスクリーンの周囲から背面までを包み込むのは、丸みを帯びたお洒落な色合いの亜鉛製ケーシング。そこにはどことなくiPhone5CやNokia Lumia 620あたりを彷彿とさせるような可愛らしさがある。側面にツマミが出っ張るあたりなどは、米Philcoが50年代末に作っていた「Predicta」というテレビなどのレトロフューチャーっぽさを感じさせなくもない。

 ツマミは実は音量調整用で、このほかにも本体側面には音楽コントロール用の三つ物理ボタンが付いている。近頃のデジタルデバイスからはどんどん物理ボタンがなくなってきている気がするが、「楽曲選択や複雑な設定はタッチスクリーンで、より頻繁に使う単純な機能は物理ボタンで画面を見ず操作」という、レトロな便利さと現代的な利便性の丁度よいバランスがとれたデザインだろう。

DAPでDACの利便性

 本体には2TBまでの容量に対応したMicro SDカードスロットがあり、カードに音楽を入れ込んで、PCM 32bit/384kHz、DSD 128まで対応のハイレゾDAP(デジタルオーディオプレーヤー)として使用できる。最近のスマホではヘッドホンジャックを持たないものもあるが、Shanling Q1には3.5mmジャックが付いているのでこれまで愛用してきた有線ヘッドホンやイヤホンも使える。もちろんBluetoothにも対応しているので、無線ヘッドホン/イヤホンやBluetoothスピーカーからも音楽を流すことができる。

 オーディオフォーマットは、APE、FLAC、ALAC、WMA、AAC、OGG、MP3、OPUS、WAV、AIFF、DSF、DIFFERENTなど一通り対応。コーデックはLDAC、AAC、SBC、aptXに対応し、内蔵するのはESS Technologyのモバイル向けES9218Pチップとなっている。

 単体で音楽を再生するのみならず、パソコンとUSBで繋げばUSB DAC/AMPとして機能させることができる(24bit/192kHzまで対応)ほか、Bluetooth機能を持たないパソコンにUSB接続してBluetoothトランスミッターとして機能させることもできるのも特徴だ。加えて、Bluetoothでスマホと接続してBluetoothアンプとしての使用法も紹介されている。

スマホ時代のDAPの利点

 電話にメッセージングに地図アプリにゲームに音楽再生に……様々なことをスマホ一つでできる便利な世の中、よっぽどのオーディオマニアでも無い限り携帯音楽プレーヤーなんて使わないだろうと思われる方も少なくないはず。だがスマホ一つに全てを頼ってしまう時代だからこそ、音楽好きならDAPを使うのはありじゃないだろうか。

 Shanling Q1のバッテリーは使用法にもよるが21時間持つとのことなので、音楽を聴きまくりたいけれども、スマホのバッテリーが心配という人にはこのようなDAPでスマホから音楽機能を切り離しスマホバッテリーを長持ちさせるのは一つの手立てだろう。2TBのMicro SDに対応しているので、音楽ストリーミングの通信料なんて気にせずSDカードに入った音楽をじゃんじゃん聴きまくれるのも利点だろうし、音楽はDAPから聞きつつもスマホではYouTubeを見るなんて使い方も考えられる。

 それに加えて、みなが似たような見た目のスマホばかりを持つ中で、レトロ可愛い見た目のDAPを取り出して音楽を聴く姿は人目を惹くに違いない……なんて妄想したりして。

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