『ポケモン ソード・シールド』「ダイマックス」がバトルにもたらす”化学変化”とは?

戦闘に化学変化をもたらす「ダイマックス」

 『ポケモン ソード・シールド』で実装されるシステムの中でも特に異彩を放っているのが「ダイマックス」だ。これは特定のポケモンバトル時に自分のポケモンを文字とおり”巨大化”させる新システム。3ターンという制限つきではあるが、ステータスが上昇するだけでなく、通常わざ以上に強力な「ダイマックスわざ」を発動できる。タイミングに左右されるが、絶大な威力ゆえに勝敗を分ける決定的な一撃となるだろう。

 ここで抑えておきたいのが、既に『ポケットモンスター X・Y』で実装されている「メガシンカ」との違いだ。こちらは「メガシンカしたポケモンは姿や能力、特性が変化する」といった点こそダイマックスと通じるものの、「メガストーンに対応したポケモンしかメガシンカできない」という点では別モノである。メガシンカできるポケモンは限られているが、ダイマックスは原則”全てのポケモン”に当てはまる(※ガラル地方でのバトルのみ)。つまり、どんなポケモンを使っていても、対戦時にダイマックスという選択肢を組み込むことができるのだ。

 加えて見逃せないのが、一部のポケモンにのみ許された「キョダイマックス」。リザードンは背中に炎の翼が生え、ピカチュウは昔懐かしの丸みを帯びたフォルムに。ニャースに至っては、なんと胴体が縦に伸びる……といった具合に、サイズだけでなく外見の著しい変化を伴うのが特徴である。こちらはダイマックスわざを超える「キョダイマックスわざ」が使えることもあり、ポケモンバトルに大きな化学変化をもたらすかもしれない。

 『ポケットモンスター ソード・シールド』は、Nintendo Switch向けに11月15日より発売中。既にポケモントレーナーとして実績を積んでいるプレイヤーやそうでない方も、ぜひ一度手に取ってみてはどうだろうか。

(トップ画像=https://www.youtube.com/watch?v=UHJB5OFpEDMより)

■龍田優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。Twitter:@yuki_365bit

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