Snow Manに漂う“国王と優秀な騎士団”のような一体感 宮舘涼太を主役にグループの魅力を考える
人気ジャニーズJr.グループのSnow Man。2020年にCDデビューが発表されて以降、さらに彼らの仲の良さは加速している。9人という人数は、ジャニーズアイドルの中でも最大級の大所帯。その多さゆえに、まるで大家族のようなノビノビとした雰囲気が漂う。いい意味で、一人ひとりの干渉度が低くなるのか、それぞれが多様な個性を伸ばしている印象だ。
YouTubeのジャニーズJr.チャンネルにアップされた動画を見ても、こっちであのコンビが、あっちであのトリオが……と、信頼を確かめ合っている様子が映し出されて情報量が多すぎるのだ。10月30日にアップされた動画『【クイズ!正解はダテ様】国王は宮舘…白馬の名前が決定!』でも、オープニングからワチャワチャがすごい。
富士急ハイランドに向かうことになったSnow Manは、ロケバスの中でこの動画の撮影をスタート。MC役の深澤辰哉はまるで母のように全体をまとめ、岩本照が父のごとく静かに見守る。切り込み隊長の佐久間大介は、そんな両親を気遣える盛り上げ上手な長男といったところだろうか。ジャニーズに入る前から同じ幼稚園の“ユリ組”だったというリアルな幼馴染でもある宮舘涼太と渡辺翔太は、まるで二卵性双生児のように、お互いの気配を感じながら、ちょっと離れた席を確保。
出来のいい四男・阿部亮平は苦手な絶叫マシンに乗らずに済むように策を巡らせる。さらに、ムードメーカーな五男・向井康二がボケれば、いつも冷静な六男・目黒蓮がツッコむ。そして、そんな目黒の横には、まるで愛犬のようにラウールが顎を撫でろとおねだり……と、大家族のドキュメンタリーのような、筋書きなしの仲睦まじさが映し出される。
だが、この動画の本題はそこではない。タイトルの通り、「ダテ様」こと宮舘涼太がメインの回なのだ。宮舘といえば、その品のある立ち振る舞い、ロマンチックな言動、そしてイケメンボイスの持ち主。その漂うロイヤル感に、メンバーもファンも愛を込めて「ダテ様」と“様”付けで呼んでいる。