『バチェラー・ジャパン』シーズン3・第6話ーーバチェラー友永が初めて涙した別れの理由は?

 『バチェラー・ジャパン』S3、EP6レビュー

 「将来、結婚見えるだろうなって思う人の名前を呼びたいです」

 女性たちの数が減るにつれ、ローズの重みは増していく。エピソード6は、一つの別れで見せた友永の涙が印象に残る回となった。

 静岡での最初の2ショットデートで名前を呼ばれたのは、田尻夏樹。田尻の本心を知りたい友永は「スキンシップとかはいいから、(ただ)話したいな」と口にする。田尻もまた、「子どもがいること」を打ち明ける機会をうかがっていた。SLデートでは、本心を知りたい友永が「ちゃんと言いなさい」と田尻を問いただすような場面もあったが、一生懸命に思いを伝えようとする彼女の姿に、心動かされている様子だった。

 その後、友永が「お互い本音を喋れるであろう場所に」と、田尻を温泉に連れていく。湯に浸かりながら、友永から「話したいことがあるか」と聞かれた田尻は、意を決して告白。

「男の子を出産してます」

 二人きりだからこそカミングアウトできたとはいえ、この告白はとても勇気がいるものだったに違いない。どのように説明するべきか戸惑いながらも、一言一言に思いを込めて話していく田尻。時折、言葉に詰まる瞬間もあったが、まっすぐ伝えようとする彼女の姿からは、嘘偽りのなさを感じた。

 「全部話してもらえてよかった」と、田尻の思いを受け止めた友永。インタビューでは、「彼女自身、色んな気持ちを背負ってたんですよね」「どこか壁を作ってるんじゃないのかなって、喋るたび思ってました。その大きな壁が、今日取れたんですよね」と語り、ホッとした表情を見せていた。

 すべてを包み隠さずに話きったのち、友永に抱きしめられた田尻は、胸のつかえが取れたかのように、晴れやかな笑顔を見せる。そして、友永からサプライズローズを手渡されたときに、彼女の喜ぶ声が涙ぐんでいたのが印象的だった。番組MCの指原莉乃は「“お母さん”(であること)への反応がポジティブ」だったと、友永の立ち居振る舞いを絶賛。“家族”を大事にするバチェラーにとっては、田尻の告白はポイントになったのではないかと考察していた。勇気を出して“素”をさらけ出したことで、田尻の印象がいい方向に変わったのは、まず間違いないだろう。

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