『バチェラー・ジャパン』シーズン3・第5話ーー嫉妬、不安、焦りから女性陣の本性がむき出しに

『バチェラー・ジャパン』S3、EP5レビュー

「『バチェラー』らしさが出てきましたね!」

 番組MCを務める藤森慎吾(オリエンタルラジオ)の口から、こんな言葉が飛び出た。今回は、友永からデートに誘われなかった女性たちの本性がむき出しになる回となった。

 冒頭のインタビューで、友永は、4回目のローズセレモニーを終えて、“真実の愛”に近づきつつあることを語っている。「ツーカーでわかり合える関係になりたい」というコメントからは、「奥さんを探しに来た」友永の一貫した思いが伝わってきた。

 グループデートでは、中川友里、田尻夏樹、高田汐美、岩間恵が誘われた。女性たちはそれぞれ、友永への思いを口にする。中でも岩間は「(友永の)お気に入りランキング1位にはいそう」と自信満々の様子。

 4人は友永とクルージングを楽しむことに。友永はグループデートをするたびに「みんながどれだけ楽しんでくれるか」と口にしているため、“みんなで楽しむこと”を重視しているようだ。そんな中、前々から「団体行動が苦手」と話していた高田が、一人で泳ぎに行ってしまった。その姿に友永は、「一人で楽しんでるんやったら、僕がデートに誘わなくてもよかったんかな……」と本音を漏らす。

 2ショットデートに誘われたのは、水田あゆみだった。グループデートのクルージングから帰ってきた友永に、笑顔で抱きつく水田。見せつけるかのようなハグに、残された4人の女性たちは動揺を隠せない。岩間は「(水田が)デレデレでした」と悔しさを滲ませ、野原遥もまた「あんなに自信ないとか言ってたのに」とイライラを隠せない。ただ、濱崎麻莉亜だけは、そんな周囲の嫉妬心をプラスに感じていた。

「めぐさん(岩間恵)、自信喪失してましたね。チャンスですね、今が」

 友永からローズを受け取り、上機嫌で帰ってきた水田。しかし、そんな彼女を待ち受けていていたのは、冷ややかな視線と重苦しい空気だった。エピソード4までは、サプライズローズを受け取った女性を羨みながらも、「いいなあ」と表面上は笑い合っていた他メンバー。しかし、今回は誰一人と笑わない。どんな発言をしても、刺々しい反応が返ってきてしまい、表情を硬くする水田。なかでも高田は「バカにされてる気分」と怒りを露わにしていた。MCの指原莉乃は、男性の前と女性の前でうまく切り替えられる水田に対し、「嫌いにはなれないけどムカつく」と女性たちの本音を代弁する。

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