『ラピライ』単独イベントがVR・ホログラフで見せた、輝かしい“オルケストラ”の世界

感謝を込めた“歌声の魔法”

 ライブパートの後半戦は、LiGHTsが「ポラリス」、supernovaが「Trinity」を披露した。「ポラリス」は、爽やかさと切なさが同居したナンバー。手の動きに合わせて動く光は、まるで『ハリーポッター』の世界のよう。「Trinity」は撮影OKということで、多くの観客がカメラを片手に声援を送った。曲のモチーフである三角形のデザインがデジタルビートに合わせてステージを彩り、会場がまるごと宇宙空間にトリップしたような感覚は、VRとホログラフィックを駆使したステージならではだ。

 アンコールは、20人がステージに勢揃いしてユニットごとに挨拶。LiGHTsのティアラが感極まって涙ぐみ、それをメンバーが支える場面は、ファンの胸を熱くさせた。その後20人全員で歌った「私の名は、光。」は、抱きしめたくなるような切なさが溢れるミディアムナンバー。ここでは客席の照明も付き、メンバーはステージ上と客席に広がって歌い、あえてVRやホログラフ演出を控え、“歌声という魔法”で思いを届けた。感情の籠もった20人の熱い歌からは、感謝の思いがシンプルに伝わり、会場には感動の輪が広がった。

 『ラピライ』は、KLabGamesとKADOKAWAによって2018年に始動。これまでに生放送番組『ラピスリライツ魔法放送部』の配信やSNSなど、インターネットを中心に活動してきた。この日は、『電撃大王』12月号からコミカライズ連載がスタートすること、キャラクターによる『VR魔法ライブ 〜First Magic Act〜 in cluster』が定期開催されることを発表。現在はオンラインゲーム化が進行中で、ノベライズやアニメ化も予定されている。さらに楽曲MVの累計再生数が100万回を越えれば、CDデビューが決定する『100万再生CDデビュープロジェクト ~みんなの応援で魔法を叶える!~』も始動した。

 アイドルのステージを、ホログラフ技術や最新のVRという魔法で彩るラピライのオルケストラ。他では決して味わえないライブ体験に、今後の展開への期待がさらに高まった。

■榑林史章
「THE BEST☆HIT」の編集を経て音楽ライターに。オールジャンルに対応し、これまでにインタビューした本数は、延べ4,000本以上。日本工学院専門学校ミュージックカレッジで講師も務めている。

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