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『モンスターハンター フロンティアZ』サービス終了へーーその原因と今後への影響を考える

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 超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』の発売を控え、ますます盛り上がっている『モンスターハンター:ワールド』(以下、『MHW』)。そんな中、『モンスターハンター フロンティアZ』(以下、『MHF-Z』)の運営が、2019年12月18日をもって、同サービスを終了することを発表した。本稿では、長きに渡ってファンに愛され続けてきた『MHF-Z』の特徴を振り返りながら、サービス終了の原因と今後の影響を考えたい。

本格派オンラインの『モンハン』

 『MHF-Z』は、2007年にリリースされた、PC向けタイトル。『モンスターハンター』(以下、『モンハン』)シリーズとしては、“初のオンライン前提タイトル”となる。それまでにもオンライン対応したタイトルはあったが、どれもオフラインでのソロプレイがメインで、おまけとしてオンラインプレイを提供している形がほとんどだったように思う。

 そもそも『MHF-Z』がリリースされた2007年ごろは、オンラインゲーム自体が現在ほど一般的ではなく、最近の作品のようにオンライン前提のタイトルはかなり少なかった印象だ。それでも、PCでゲームをプレイしているコアなゲーマーたちにとってはオンラインゲームが当たり前になりつつあったため、『モンハン』シリーズをPCでもプレイできる『MHF-Z』は、彼らを中心に親しまれ、大ヒットを記録した。

オンラインならではの大人数でのクエスト

 『MHF-Z』は、プレイヤー同士がチャットなどで連携を取りつつプレイする“オンラインゲームとしての『モンハン』”を確立したタイトルと言えるだろう。『モンハン』シリーズとしては最大となる32人での同時プレイが可能なのも特徴としてあげられる。これは、“集会所に集まれる人数”ではなく、“同時にクエストをプレイできる人数”だ。

 『モンハン』シリーズ恒例の“巨大なモンスターを協力して討伐する”タイプのクエスト限定ではあるが、32人のハンターたちが同時に戦うのは実に熱い展開。『MHW』ではそういったクエストはNPCが登場して共に戦うが、『MHF-Z』では全キャラクターを生身の人間がそれぞれ操作している。こういった協力し合う一体感や、プレイヤー同士の距離感など、オンラインゲーム特有の面白さを存分に味わえるのだ。

アップデートで新モンスターを追加する

 ナンバリングタイトルには出てこないようなオリジナルモンスターを多く追加しているのも、『MHF-Z』の特徴の一つ。『モンハン』シリーズでお馴染みのリオレウスなどのメジャーなモンスターはもちろん、『MHF-Z』でないと戦えないモンスターも数多い。中には強化個体も存在し、後にナンバリングタイトルにも狂竜化や歴戦個体という形で取り込まれている。またその後リリースのタイトルで追加された、新モンスターをアップデートで取り込んでいくのも、『MHF-Z』の特徴だ。『モンスターハンター ポータブル 2nd』で初登場したティガレックスやアカムトルムなどは、『MHF-Z』にアップデートで加わっている。

多くのハードに対応しているオンラインゲーム

 Xbox 360、Wii U、PS3、PS4、PS Vita……これらは『MHF-Z』を遊ぶことができるゲームハードだ。サーバーやその他制限はあるものの、これだけのプラットフォームをまたいでプレイできるのは魅力の一つだろう。当初はコアなPCゲーマーのみに広まった『MHF-Z』だったが、対応ハードが増えたことで、家庭用ゲーム機しか持っていないゲーマーにも広まった。現在はXbox 360とWii Uのサポートは終了し、PC/PS3/PS4/PS Vitaでのみプレイ可能だが、それでも多くのハードに対応しているオンラインゲームと言えるはずだ。

      

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