『テラスハウス』東京編・第8話ーー消極的な男性陣に女性陣が一喝、動き出す新たな恋

『テラスハウス』東京編・第8話レビュー

 東京・神泉でテラスハウスの女子メンバーは女子会ランチをしていた。普段からよく話している香織と春花に加え、今回は莉咲子も一緒だ。女子がこうして3ショットで外出している姿は珍しく、新鮮に思えた。そして莉咲子はケニーのことについて話し出し、春花にコソコソ隠したりしたくないと伝えた。しかし春花は真逆の意見で、ケニーについてすべて話すのも不自然だし、いちいち言われるのも嫌だと主張する。二人の意見は対立し続けたが、香織が場を収めて事なきを得た。

 そして女子会では男子メンバーが消極的なことで意見が一致。女子メンバーは、自分たちばかりが男子をデートに誘っていて、寂しさを感じているという気持ちを分かち合う。その夜、莉咲子と春花はその思いを直接、流佳と翔平にぶつけた。その言葉を正面から受け止め、少し気にしている様子を見せる流佳と、男子部屋に持ち帰り全体で話し合う時間を設ける翔平。帰宅したケニーにも話題を共有する。消極的な様子を見せたケニーに対して、翔平がたしなめるという雄々しい一面も垣間見えた。翔平はみんなを引っ張るタイプで、テラスハウス全体をまとめているように感じる。誰に対してもしっかりと気遣い、男女ともに心地よく過ごせるように努力しているのではないだろうか。翔平のそんな姿は香織とも重なり、二人は似たタイプなのかもしれない。

 女子からのキツいお達しがあったあと、心を入れ替えた流佳はさっそく香織をデートに誘う。女子部屋から香織を呼び出し「画材を買いに行きたい」と少し照れながらもしっかりと伝えた。香織もそれに快諾し、嬉しそうな笑顔を見せる。香織は初めて二人で流佳と話す機会ができたことに喜んでいる様子だ。前回、香織を気にかけ始めていることを打ち明けた流佳。これを機に二人の恋はどう動くのだろうか。

 ある日、バーで飲んでいる翔平。店主にテラスハウスでの恋愛について話していると、口をついて出るのは春花の話題ばかり。翔平は、春花の後腐れなくサバサバしているところに惹かれて、気になっていることに気付き始める。初めは香織を気にかけていた翔平だったが、気持ちはどう動いていくのか。流佳以外の男子メンバーは、恋愛に対してはっきりとした意見を持っていない印象だったゆえに、その動向が気になる。

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