大手パブリッシャーの「E3」での発表が続々判明 フロム・ソフトウェアに要注目&Xbox次世代機も?
アメリカ現地時間6月11日から開催される世界最大のゲーム見本市E3に参加する大手ゲームパブリッシャーの発表内容が、続々と判明している。また、新作ゲームや新ゲーム機に関する噂も飛び交っている。
アベンジャーズ&スターウォーズがやってくる
日本の大手ゲームパブリッシャーであるスクウェア・エニックスがE3において映画『アベンジャーズ』のゲーム化について発表することが、国内外のメディアで報じられた。ゲーム化に関する詳細は現時点では不明だが、公式ツイッターアカウントが開設され最初のツイートを見ることができる(下のツイート参照)。海外メディア『Variety』の記事によると、ゲームの開発は『トゥームレイダー』シリーズを手がけたCrystal DynamicsとEidos Montrealがあたる。E3において、ゲームの詳細が明らかになることが期待される。
Tune into Square Enix Live E3 2019 for the worldwide reveal of Marvel’s Avengers.
🗓️ The event - complete with closed captions – begins June 10 at 6PM PT: https://t.co/KNimbY3Ze7 #SquareEnixE3 #Reassemble pic.twitter.com/zYibKtcPS1
— Marvel's Avengers (@PlayAvengers) May 29, 2019
海外大手パブリッシャーのEAは、E3に先立つ6月8日から9日に開催する同社のライブ配信イベントの発表内容に関するプレスリリースを公開した。同イベントで発表のあるゲームの筆頭は、『STAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー』だ。同ゲームは11月15日にリリースされることが決定しており、先行予約も受け付けている。さらなる新情報の発表が期待される。
そのほかには同社の看板タイトルに成長しつつある『Apex Legends』の発表もある。おそらくは、シーズン2に関する新情報が明らかになると予想されている。また、同社看板シリーズのタイトル『Battlefield V』『FIFA 20』に関する発表も予定されている。その一方で、大きな期待を寄せられながらもリリース後にトラブルが続いた『Anthem』に関する発表はない。
『SEKIRO』でも『DARL SOULS』でもなく……
E3での発表をめぐっては多数の噂が飛び交っているが、特筆すべきはフロム・ソフトウェアに関するものだろう。この噂の発端は、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作『氷と炎の歌』を著したジョージ・R・R・マーティン氏のブログ記事に遡る。5月20日付のブログ記事では完結した『ゲーム・オブ・スローンズ』の後の仕事ついて言及する記述があり、「日本から出るビデオゲームに関して相談にのった」と書いているのだ。
同氏がブログ記事を公開した翌日の21日、ゲームメディア『GEMATSU』は言及されたゲームに関するリーク記事を公開した。この記事ではフロム・ソフトウェアの関係者の話として、噂のプロジェクトは「GR」と略記され、すでに3年間開発業務が続いておりオープンワールド形式のものとなる、とのこと。このゲームはフロム・ソフトウェアの代表取締役社長である宮崎英高氏とマーティン氏がコラボして開発を進めている。また、パブリッシャーはバンダイナムコでありE3において正式に発表される、と関係者は語った。
GEMATSUの記事はあくまでリーク記事なので、真実を伝えていない可能性もある。しかしながら、重厚な世界観とグラフィックのゲームをリリースしているフロム・ソフトウェアが同じく重厚な世界観のファンタジー小説を著したマーティン氏とコラボする、という話は極めて説得力がある。事の真相を確かめるためにも、E3におけるフロム・ソフトウェアの発表に注目しよう。