『JOYSOUND』新機種はライブビューイング対応 新たな遊び体験でカラオケの可能性拡張へ
株式会社エクシングが、5月17日に業務用通信カラオケの最新機種『JOYSOUND MAX GO』『JOYSOUND 響 II』の発表イベントを行なった。
イベント冒頭、株式会社エクシングの代表取締役社長に就任した水谷靖氏が『JOYSOUND MAX GO』と『JOYSOUND 響 II』を発表。『JOYSOUND MAX GO』は、30万曲を搭載し、楽曲投稿サービスの「うたスキミュージックポスト」により、歌える曲は無限大に。X-Lebenの音質を最大限に引き出したハイレゾ高音質サウンドや、前機種で好評だったアリーナサウンドに専用の映像を加え、デュアルモニターで熱狂を最大化。『JOYSOUND 響 II』はナイト市場向けモデルで、フリーWi-fi機能などを搭載。ナイト市場活性化サポーター・橋本マナミからのコメントも寄せられ、会場を盛り上げた。
続いて、水谷氏は「横ばい状態が続いている」としたカラオケ市場において、「新しい市場に挑戦」することを発表。そのサービスが「みるハコ」だ。同サービスでは、カラオケボックスでMVをみたり、ライブ・スポーツ観戦などを実現し、部屋を映画館やライブハウス、アリーナ会場にすることができるというもの。カラオケボックスを歌うだけではない新たなエンタメ空間にするための試みだという。
この発表にあわせ、株式会社レコチョクの加藤裕一代表取締役社長が登壇。「音楽市場の最大化」を掲げて活動してきた同社が新たに立ち上げたサービス「RecTV」と連携をし、「RecTV for JOYSOUND」として展開すると発表した。「RecTV for JOYSOUND」では、スタート時点で公式MVを3000曲分公開。年内には10000曲を目指すという。さらに、オリジナルコンテンツを拡充したり、カラオケ機能との連動、歌唱履歴などのデータを基にしたレコメンド機能などを実装予定だ。
さらに、株式会社ライブ・ビューイング・ジャパン 小谷浩樹代表取締役会長が登壇し、映画館の15倍、約6000店舗を誇るJOYSOUND導入店舗において、まだまだライブビューイングを普及させる余地があること、カラオケを楽しむユーザーとライブビューイングという性質のコンテンツを楽しむユーザーの要素は共通しており、定着も早いのではないかと話した。この機能により、映画館のライブビューイングではできなかったような、仲間同士でワイワイ話しながらライブやスポーツを見たり、一緒に大きな声で歌いながら見るという別の楽しみ方もできるようになった。
また、2019年のキャッチフレーズに「ココロのボリューム、あげていこう。」を掲げた同社は、その体現者として、2019年JOYSOUNDサポーターに菅田将暉が就任したことを発表。菅田将暉はVTRコメントで出演し「カラオケは大好きですし、なじみ深いものです! 僕も全力でカラオケを楽しんでいきます!」とエールを送った。
続くライブパートでは「dreamBoat」プロジェクトの風男塾、ael-アエル-、EUPHORIAと、北山たけしがそれぞれ歌唱し、会場を盛り上げたところで、イベントは終了した。
近年は楽器の演奏や打ち合わせスペースとしての利用など、多種多様な利用方法に合わせてサービスを変化させてきたカラオケシーン。ライブビューイング会場としての利用ができることによって、今後もさらに可能性が広がりそうだ。
(文=中村拓海)