BTS(防弾少年団)新たな試みへ 全世界のファンが作り上げる「ARMYPEDIA」に迫る

 3月12日(現地時間)に、新アルバム『MAP OF THE SOUL : PERSONA』のリリースを機にカムバックすることを発表した防弾少年団(BTS)(以下、BTS/参照)。今回のカムバックステージは、なんと韓国ではなくアメリカのテレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』であることでも話題になっている。まだリリース日まで約1カ月もあるというのに、世界中のファン=ARMY(アーミー)たちはその日を待ちきれないかのように、こぞって予約をしているという。

 そんな話題に事欠かないBTSだが、2月25日より「ARMYPEDIA(アーミーペディア)」という新しい試みを行っている。今回は、この「ARMYPEDIA」について紐解いてみたい。

ARMY(ファン)たちがパズルを探して共同で完成させるメディア

 BTSは2013年6月13日にデビューをしてから約2100日の時間が経過。この「ARMYPEDIA」は、彼らが歩んできた時間から2080個のクイズを作成し、それをARMYたちで解いて完成させるキャンペーンだ。このキャンペーンはファンの誰もが参加できるようになっており(BigHit Shopの会員登録が必要)、その貢献度によってリワード(報酬)がもらえるようになっている。

 ARMYPEDIAの公式サイトにはこのように書いてある。

「BTSは、デビューした2013年6月13日から現在まで計2100日間、ARMYと共に成長してきました。

 ARMYPEDIAは計2100日の間、BTSとともに歩んできたARMYの記憶でつくる特別な記録貯蔵庫です」

 「ARMYPEDIA」にはそれぞれの日付がつけられたカードが用意されている。それぞれはロックがかかっており、そのロックを解除するための「パズル」が必要になる。世界各国のオンライン、オフライン上に散りばめられたQRコードがそのパズルになるのだ。まず、ARMYたちのミッションはこのQRコードを見つけることになる。

 パズルを見つけた誰かがそのQRコードを読み込むことで、その日付けに関するBTSのクイズに答える権利が与えられる。ロックを開けるためには、そのクイズに正解しなくてはならない。クイズに正解をすると、ロックが解除される。そして、一番先にクイズを当てたARMYはそのパズルを獲得し、<NOW ON PUZZLE>のページに名前が記憶され点数が加算されることになる。

 ロックが開いたカードには、ARMYPEDIAに参加しているARMYたちが“記憶”を残すことができる。“記憶”は画像、テキスト、動画のいずれかを選べ、1つの日付につき、1回だけ作成できるようになっている。各日付には「紫のハートボタン」が付いており、多くのハートを獲得した“記憶”は「その日を代表する記憶」に選定され、点数が加算される。その点数によって報酬が与えられるのだ。

 完成されたARMYPEDIAは前述したように、BTSとARMYたちの記憶貯蔵庫のようなものになる。つまり、このメディアはファンの手よって作られるものなのだ。詳しくは公式サイトを見て欲しいが、世界に散らばるARMYとしての思い出が、ここでメディアという形として残ることになる。

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