『テラスハウス』勝負の第48話 川谷絵音が利沙子に急接近? 休日課長も動揺「俺、それ知らない」

 別の日に東京の居酒屋の個室で大きな深呼吸をし、緊張した面持ちで一人待つ利沙子。そこに現れたのは川谷絵音だ。利沙子は立ち上がり「お疲れ様です、今日はありがとうございました」と満面の笑みを浮かべる。

 その日の撮影の打ち合わせから、話題は理生に告白された話へ。川谷は少し驚きつつも「告白されてどうなんですか?」と利沙子に尋ねる。女子部屋で起こった事件以降、精神が不安定な時も理生から「俺はりっちゃんのことが好きだから安心して」と言われ、その言葉は嬉しいが、「イマイチ恋愛に対して想像がつかない」と本音を告白。プレイルームで2人で映画を見ていた時に理生がほんの少し自分に近づいてきたことでドキドキするのかと思ったが、それがなかったという。

 ここで川谷が意外な事実を打ち明ける。理生の奥底には本当は“雄”としての情熱的なところがあるのだが、それを表には出さず、しかもそれは自分のせいだというのだ。

 川谷自身が引き起こした過去の女性関係の事件で、バンドが空中分解しかけたことがあった。そのとき、理生が「誰が何と言おうと川谷とベースが弾きたい」と言ってくれたことがすごく嬉しかったと語り、そんなこともあり、必要以上に理生に頼るようになってしまったという。

 頼られる立場となった理生は、自分が恋愛をすることで、かつての川谷のようにバンドが解散してしまうような”何かよくないこと”が起こるのではないかと考えるようになり、恋愛に憶病になってしまったのではないかと話し、バンドを介した理生との深い絆が伝わってきた。そして川谷は「そんな課長の立場をくみ取ってほしい」と真摯に訴える。

 さらに、理生は恋愛がうまくいってない時ほどベースの演奏が光る傾向にあり、この前のレコーディングでも最高の演奏を見せ、その時に恋愛がうまくいっていないことに気付いたそうだ。恋愛がうまくいかないとベースが良くなり、恋愛がうまくいくとベースが下手になるのは、川谷にとっては複雑だという。利沙子も「理生の知らない面を聞かせてもらえたことは良かった」と感謝の気持ちを伝えた。

 理生を思う川谷の必死のプレゼンは、YOUから見ると「絵音さんがいい人みたいになってきちゃった」とのこと。徳井も「川谷さんがゲスを引っ張ってるかと思いきや、『俺、課長がいないとうまくいかないし』と弱い一面を見せられて、『えー、そんなとこもあるんだ、絵音さん』となっちゃう」と1人2役で力説した。

 場面は変わり、湘南の海辺で話す海斗とまや。2人はテラスハウスが終わってからのそれぞれの目標について語り合い、目標に向かって頑張る決意をする。海斗は「海外に行ったりもするし今すぐに付き合いたいとは思ってないんだけど、好きじゃん、それはお互いにそうでしょ?」と語り、まやもモデルの仕事を始めるし、お互いに付き合わずとも支え合える関係になれるのではと話した。そして「待ってて」と締めくくり、「その時が来たら俺から言うから」と付け加える海斗に、まやは「一番応援してる」と笑顔で返した。夕日が黄金色に輝く中、海斗とまやはそっとキスを交わした。

 スタジオは「キスをするまでの関係でありながらはっきり付き合おうとしない海斗は、まやを都合のいい存在として見ている」という意見も出たが、唯一、葉山は、海斗と年の近い男子として「海斗は自信がないのでは? 遠距離にもなるし、自分のやりたいこともあるし……あの年では、結構多いと思います」とフォローを入れた。

 夜、テラスハウスに帰宅する利沙子を待ち受けている理生。旧軽井沢のパン屋でジョン・レノンが愛したと言われているフランスパンを買ってきたという。そのパンを買うのは理生の夢だったとのことで、2人は明日の朝に一緒にパンを食べる約束をした。理生は唐突に「疲れたよね」と利沙子を気遣う。「お風呂を沸かしたので入ってゆっくり休んで」と言うが、いたずらを隠しきれない子供のような表情を見せる。利沙子はいぶかしがりながらも風呂場に向かう。浴槽一面に浮かぶ柚子を発見し「理生さんが買ってきてくれたのかな」と感動の表情を見せた。匂い立つ柚子湯に浸かる利沙子は幸せそうだ。

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