『テラスハウス』48話につながる未公開映像 理生(休日課長)の告白を受けた利沙子の気持ちは?

 47話では理生が利沙子とグラス作りデートに行き、距離を縮めて、その後、自身のライブが終わったあとに告白した。次週、48話でその結果が明かされる。スタジオメンバーの副音声コメントでは「どうだろう~! この表情は難しそうだね」と若干、苦しい感触だ。

 今回の未公開映像では、お互い仕事に向かう前に利沙子と理生が作ったグラスが家に届き2人で開封するシーンが公開された。グラスの可愛さに感動する2人。出来上がった作品を顔の横に持ってきて可愛らしくポーズし、お互い仲良く写真に納め合い仲睦まじい様子だ。

 利沙子が自分の写真を見返し「なんか今日、目腫れてるね」とすぐさまチェックする。そんな姿を見て「自分の顔に厳しいね、俺からしたらいつも可愛いけど」と嬉しそうに見つめる理生。このグラスで何を飲むかなど話が盛り上がり、「早く帰ってきたい」とニコニコしながら話していた。

 優衣との事件もあり、利沙子はもしかしたら毎晩、泣いていたのかもしれない。そこにはあえて触れずに利沙子を励ます理生。その気遣いに癒されたのか、利沙子は「理生さんありがとうね」としみじみと感謝を伝えた。平均年齢が低いテラスハウス内で唯一、歳の近い2人は、年齢を重ねている分、相手に配慮することができ、だからこそ良好な関係を築いているのかもしれない。

 シェアハウスというのは、他人を尊重することができる、自立した個人で形成されなければ崩れてしまうコミュニティだ。同じ目標に向かっているはずのチームメンバーや、会社でさえ意見の食い違いが生まれる。ましてや赤の他人同士が集まり、多くの時間をともにするテラスハウスでは、お互いを尊重する意識がなければ、衝突が生まれるのは当然なのだ。

 大学生や専門学生など、まだ未熟な部分もある若いメンバーが大半を占めるテラスハウスで生活することは、困難が多いだろうと筆者は思ってしまう。現在のテラスハウスを見て、「ここに入って社会の常識を伝えたい!」という謎の正義感からの居住希望はあっても、「楽しそう、彼らと友達になりたいから住みたい!」と思う視聴者は、あまり多くないのではないか。

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