7年越しのシリーズ最新作『絶体絶命都市4 Plus』 震災の恐怖を訴える、表現力の進化とは

ストーリー進行に不可欠な登場人物との交流

【PV第3弾】絶体絶命都市4Plus - Summer Memories -(PS4)

 『絶体絶命都市4 Plus』はアクション面だけでなく、ゲーム内で出会う様々なキャラクター(NPC)との交流も重要となってくる。震災という非常事態下において、他者との協力は不可欠。街中で困り果てるキャラクターの助けになることで、友好関係が生まれストーリーが展開する。逆にわざとそっけない態度を取ったり、ユニークなネタ発言で相手を困惑させることも可能。その際はキャラクターから帰ってくるリアクションも、的外れだったりネガティブな結果に終始する。困っている人を見捨てず救って回るヒーロープレイに徹するも良し。他人を顧みず身の安全を第一に考えて行動するも良し。大まかなストーリーは決まっているものの、ある程度のロールプレイは楽しめる仕組みだ。

 「震災」というテーマを扱っている以上、『絶体絶命都市4 Plus』がプレイヤーを選ぶのは間違いない。それでも他にはない自然災害をメインに捉えたゲームシステム、そして深刻な状況下であぶり出される人間の姿をストレートに表した作品だ。気になった方はまず体験版を実際にプレイしてみて、ストーリー序盤の被災パートに触れてみてはどうだろうか。

■龍田優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter:@yuki_365bit

絶体絶命都市4Plus -Summer Memories- - PS4

■絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-
対応機種:PlayStation®4
対応周辺機器:PlayStation®VR
ジャンル:サバイバル・アクションアドベンチャー
発売日:2018年11月22日発売
価格 7200円(税別)
プレイ人数 1人
CERO D

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