AbemaTV『ラストアイドル』長月翠の不調を乗り越えLaLuce勝利 吉田豪「逆境に一丸となって戦っていた」

 『ラストアイドル in AbemaTV』(AbemaTV GOLDch)が7月29日、放送された。

 今回、AbemaTVを舞台に行われるのは、プロデューサー対決の第2弾。前回に引き続き、秋元康、指原莉乃、つんく♂に加え、後藤次利、近田春夫の2名を新たに迎えた表題曲を賭けたバトルが今回から生放送で繰り広げられる。LaLuce、Good Tears、シュークリームロケッツ(以下、シューロケ)、Love Cocchi、Someday Somewhere(以下、サムサム )から毎週2組がパフォーマンスを披露し、視聴者数と審査員2名(倉田真由美、吉田豪)の合計3票で勝敗をジャッジしていく。

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 前回までの総当たり戦結果は、シューロケとサムサムが2勝1敗で同率首位に。今回の第8試合では、LaLuce VS Good Tearsの対決が行われた。今回の対決でGood Tearsが負けてしまうと予選敗退が決定する。メンバーの相澤瑠香は「怖いなという気持ちもあるんですけど、楽しむをテーマにやってきましたし、今まで自分たちの中でいいと思ったものを突き詰めてきたので、最後まで突き進んでみなさんと楽しみたいと思っています」と意気込みを語った。

 前回の対決でシューロケに敗北したGood Tearsは、視聴者投票で72.9% 対 27.1%という大差をつけられていたことに、池松愛理をはじめとしたメンバーがショックを隠しきれずにいた。自分たちには何が足りなかったのか、答えを模索する中、グループのファンが落ち込んでいるであろうメンバーに熱いエールを送った。パフォーマンス前に池松がここで負けると予選敗退と後がないGood Tearsを代表して、「全力で楽しみ、全力でパフォーマンスをし、勝ちに来ました」とコメント。倉田はファンを巻き込んだ一体型の楽しむライブを終えたGood Tearsに対し「グループの明るさ」に驚いたと話し、吉田も「今まで一番のクオリティだった」と述べた。

 後攻のLaLuceも、前回の対決でシューロケに完全敗北をしていた。シューロケと兼任という複雑な立場にある長月翠は、「決勝で戦いたい」とLaLuce、シューロケによる決勝戦に挑みたいとコメント。かつて「ラストアイドル」というグループ名だったLaLuceは、前回のプロデューサーバトルでまさかの予選敗退を喫しており、今回のバトルでは勝たなければいけない理由がある。プロデュースを務める後藤は、自身がベースを担当する八神純子のライブにメンバーを招待した。

 終演後、後藤はメンバーたちに「僕の今回の任務はみんなが表題曲を獲れるようにすることなんだけど、それ以上に音楽の力強さとか、歌の強さ、そういうものを伝えたかった」として、次のような熱いエールを送った。

「今後、ずっとこの道を進むとしたら絶対平坦な道なんかない。壁にぶつかる時があると思うんだけど、自分がそれを表現できるポジションにいるんだという喜びを忘れなければ乗り越えられる、支えになると思うから。それが一番伝えたかった。今後、みんなが活躍してるのを、僕は居酒屋でテレビで見て応援してるから」

 後藤は今だけでなく、未来を見据えたプロデュースであることを伝え、メンバーが対決にかける思いを一層高めたのだった。

 貫禄のあるパフォーマンスを終えたLaLuceに、倉田は「お腹の底から声が出るようになったなと感慨ひとしおですよね。出始めの頃から見てるからこんなに成長したんだって、迫力を感じました」とコメントし、それに共感したMC・カンニングの竹山隆範も「プロのステージを横で観させてもらってるようだった」と付け足した。吉田は歌う前の緊張と長月の声の不調に触れながらも、「不調な部分を感じさせず、(メンバーが)ちゃんと支えてよかったです。クオリティが高かったと思います」と評価した。

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