NHKワールドカップ公式アプリ VS TVer W杯を本当に楽しめるのはどちらのアプリ?
以前、当サイトでもNHKワールドカップ公式アプリの有用さについては紹介したが、同様に中継において高いパフォーマンスを発揮しているのが、民放公式テレビポータル「TVer」だ。今回は日本 vs ベルギーの試合も迫るなか、どちらのアプリがよりW杯を楽しめるのか比較してみたい。
まずはNHKワールドカップ公式アプリについて。同アプリでは、NHKが地上波で生中継する32試合がライブ配信され、全64試合の見逃し視聴が可能。試合に紐づけて、全選手のプロフィール、対戦チームの記者会見など関連ニュース、開催都市やスタジアムの情報、対戦国のプロフィールなどがまとめられ、その日のベストゴール集やハイライト映像が、いつでもどこでも観られる。
データについても、ゴールやアシストの数だけでなく、枠内シュートやファウルの数、パス成功率、走行距離などをランキングつきで細かく確認することが可能。これまで行われた試合から、ゴール数、ボール支配率、シュート成功率、クリアやファウルの数、パス成功率、走行距離などがまとめられ、任意の2チームを比較して表示することもできる。
また試合の観戦においては、テキスト実況によりキーポイントが示され、ゴールやファウルなど、気になるテキストをタップすれば、その時点の映像にジャンプしてプレイを確認できる。さらに、ゴールシーンはカメラの切り替えが可能だ。高低/左右、ゴール裏、クレーン&ワイヤーカメラ、ゴール内からの映像など、多くのアングルが用意されており、フィールド全体が見渡せる「戦術カメラ」では、ゴールに直接的に関与している選手だけでなく、その他のフィールドプレイヤーの連動、いわゆる“オフ・ザ・ボール”の動きが俯瞰できる。
さらに、お気に入りのチーム(国)を設定しておくと、試合開始、ゴール、後半開始など、重要な動きをリアルタイムで通知してくれる機能もあるといった優れものだ。
一方のTVerは、NHKが地上波で生中継していない、民放が中継権を持っている試合を生で視聴可能。アプリ内にはワールドカップの特設サイトが設置されており、「日別&チーム別」での絞り込みができる。全試合のハイライトやライブ動画を見ることができるほか、こちらもマルチアングル機能も搭載し、好きな角度から迫力のシーンを改めて楽しむことができる。さらに、選手・監督インタビューといった試合前の情報が観れるという意味では、NHKの公式アプリに引けを取らない。