Apple、ARKit 2を発表ーーゲームからアートまで、AR体験の共有が加速する?
日本時間6月5日、アップルはAR体験が大きく変わる「ARKit 2」を発表した。
ARKit2では、複数人のユーザーが1つのARゲームを楽しんだり、自宅のリノベーションのイメージ共有、ゲーム観戦など、様々なAR体験が共有できるようになった。
また現実の世界に仮想オブジェクトを残しておき、後日作業できるようになり、ARでのアート作品の制作ができるようになるなど、ARアプリケーションとの接し方を変えるものだと発表した。
発表された中にはレゴを使ったデモンストレーションもあり、机の上に置かれたレゴの家をデバイスを通して見てみると、道が敷かれ始め、キャラクターが動き、家の中まで覗き見れるなど、まるで机の上に小さな街が誕生したようなデモンストレーションだった。
このようにイメージの認識とトラッキングのサポートが拡大し、おもちゃや彫刻などの3Dオブジェクトを認識できるようになり、オブジェクトに自動的に反映できる機能が追加された。これによりさらに仮想と現実が融合され、AR体験がいっそうリアルになることだろう。
ARKit 2は本日よりiOS 12のデベロッパプレビューの一部としてApple Developer Programメンバーに提供される。 iPhone 6s以降、すべてのiPad Proモデル、iPad(第5世代)、およびiPad(第6世代)に向けた無料のソフトウェアアップデートの一部として今秋に提供される予定だ。楽しみに待とう。
Source: Apple
(文=編集部)