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Apple『WWDC18』で「iOS 12」を発表 PixarとのコラボでAR向け新3Dフォーマット「usdz」を提供

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 Appleは6月4日午前10時(日本時間5日午前2時)よりカリフォルニア州サンノゼで開幕した『WWDC18』にて、「iOS 12」を発表した。

 大きなアップデートとしては、「共有ARエクスペリエンス」「ミー文字と楽しいカメラエフェクト」「Group FaceTime」「Siri Shortcuts」が追加された。Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギは同OSについて、「アニ文字をもっとパーソナルな形にしたミー文字や楽しいカメラエフェクト、そしてGroup FaceTimeなど、iPhoneとiPadに加わった新しいコミュニケーション機能にわくわくしています。iOS 12ではこれまで不可能だった新しい体験が可能になっています。高度なアルゴリズムを使ってARをより魅力あるものに、またデバイス上の知能によりSiriを使ってより速く仕事ができるようにしています」と、述べている。

 そして、iOS 12はiPhoneやiPad上で行なう日常的なタスクをより速く、よりすばやく反応するように設計されていることも発表された。パフォーマンスの改善はシステム全般にわたり、カメラは最大70%速く立ち上がり、キーボードは最大50%速く表示。システム上で多くの作業が行なわれているときでもアプリケーションはこれまでと比べて最大2倍の速さで立ち上がるという。そのほか、主なアップデートは以下の通り。

共有ARエクスペリエンス

 共有体験を組み込むための新しいツール、特定の場所に紐付けられた継続的なARエクスペリエンス、物体検出そして画像追跡などの特長を持つARKit 2を使えば、デベロッパは最も革新的なARアプリケーションを世界最大のARプラットフォームのために作り出し、ARアプリケーションをよりダイナミックなものにすることが可能に。Pixarとのコラボレーションによりデザインされた新しいオープンファイルフォーマット「usdz」は、パワフルなグラフィックスとアニメーション機能を提供することで、メッセージ、Safari、メール、ファイルとニュースなど、iOSのほとんどどこにいてもARを簡単に体験できる。

ミー文字と楽しいカメラエフェクト

 新しいアニ文字や、カスタマイズ可能で楽しいパーソナライズされたミー文字キャラクターで、iPhone Xから友達や家族に向けたコミュニケーションがより表現力に富んだものに。包括的で多様なキャラクターから選んで美しくデザインされたミー文字をメッセージの中で作ることで、ユニークな個性を形成することができます。従来のアニ文字のセットにも、ゴースト、コアラ、タイガー、Tレックスなど新たなキャラクターが追加。すべてのアニ文字とミー文字にはウィンクと舌検知が搭載され、これまで以上に様々な表情を捉えることができるようになった。

 また、新しいカメラエフェクトでは、アニ文字、フィルター、テキスト、ステッカーをメッセージとFaceTimeにもたらすことができるという。コミックブックや水彩画といったフィルターを使って写真や動画に個性を加えたり、新しいラベルや図形を使って画像の一部にキャプションやタイトルを加えて目立たせたり、メッセージアプリケーションのステッカーパックを使ってステッカーを置いたりすることが可能となった。

Group FaceTime

 FaceTimeには、新たに「Group FaceTime」が追加に。複数の人たちと同時にチャットすることが簡単にできるようになったほか、会話が続いていれば、iPhone、iPadまたはMacから動画または音声を使って後から参加することを選ぶこともできるようになった。さらに、Apple WatchからFaceTimeオーディオを使って参加することも可能に。

Siri Shortcuts

 Siri Shortcuts は、どのアプリケーションからでもSiriを使うことが可能になった。タスクを開始するためのシンプルなボイスコマンドを作成するか、新しいShortcutsアプリケーションをダウンロードして、様々なアプリケーションからシンプルなタップまたはカスタマイズされたボイスコマンドで実行できる一連のアクションを作成することによってカスタマイズすることができる。

写真

 新たに追加された「For You」タブでは、メモリーとiCloud共有アルバムを組み合わせ、お気に入りの瞬間を一つの場所に表示。写真の共有がより簡単になった。検索提案は最も関連性の高いイベント、ピープル、撮影地、グループ 、カテゴリそして最近の検索を表示するほか、ユーザは新しい検索機能で複数の検索語を用いて、ぴったりと目的の写真を見つけることができるように。

おやすみモード、通知そしてScreen Time

 「おやすみモード」では新たに、ユーザが端末を使用している特定の時間、場所または行動に基づいて自動的に終了するように設定することが可能に。Do Not Disturb during Bedtime(ベッドタイム中のおやすみモード)をオンにしておくと、ディスプレイが暗くなり、朝になって促されるまでロックスクリーン上のすべての通知が表示されないため、より良く眠ることができるというものだ。通知に関しては、配信方法を管理するためのより多くの選択肢をユーザに提供。通知を静かに届けたり、完全にオフにしてしまうことも簡単にできるほか、グループ化された通知で、複数を同時に管理することも手軽になった。「Screen Time」では、ユーザがアプリケーションやウェブサイトにどれだけ時間を費やしているかを理解し、管理するための詳細な情報とツールを提供。日々の、そして週ごとのアクティビティレポートは、個々のアプリケーションに費やした合計時間、アプリケーションのカテゴリ別の利用状況、受信した通知の数、そしてiPhoneやiPadを持ち上げた回数などを表示。Screen Timeを使うと、iCloudのファミリー共有を使って親が自分のiOSデバイスから子供のアクティビティレポートにアクセスし、就寝時間などに子供のiOSデバイスが使える時間を制限するようスケジュールを組むことも可能となった。

プライバシーとセキュリティー

 Safariでは、強化されたインテリジェント追跡防止がソーシャルメディアの「いいね」や「共有」ボタン、さらにコメントウィジェットがユーザを許可なく追跡するのを防止。さらに、ユーザが新しいオンラインアカウントを作る際に強力なパスワードを自動的に作成、自動入力そして保存し、再利用されたパスワードはその旨を表示してユーザが変更できるようになっている。

 そのほか、「Apple Books」「Apple News」「CarPlay」にデザイン面を中心としたアップデートが、「株価アプリケーション」「ボイスメモ」のiPad対応がそれぞれ発表された。なお、iOS 12のデベロッパプレビューは、本日からdeveloper.apple.comでApple Developer Programのメンバーを対象に提供開始。パブリックベータプログラムは、beta.apple.comで今月後半からiOSユーザを対象にスタート。一般ユーザ向けには、この秋、iPhone 5s以降、すべてのiPad AirおよびiPad Proモデル、iPad第5世代、iPad第6世代、iPad mini 2以降そしてiPod touch第6世代を対象に、無料のソフトウェアアップデートとして提供される。

(編集部)

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