姪が6年間追った90歳女性の日常 ドキュメンタリー映画『アガサのこよみ』2027年2月公開

 カナダのドキュメンタリー映画『Agatha's Almanac(原題)』が、『アガサのこよみ』の邦題で2027年2月に日本公開されることが決定した。

 本作は、カナダ・マニトバ州の田舎で独り暮らす90歳(撮影当時)のアガサ・ボックの日常を、姪にあたるアマリー・アトキンス監督が記録したドキュメンタリー映画。2025年Hot Docsカナダ国際ドキュメンタリー映画祭で最優秀カナダ映画長編ドキュメンタリー賞を受賞したほか、2025年デヴァー!フード・フィルム・フェストで最優秀長編ドキュメンタリー賞、2025年ウィスラー映画祭でワールド・ドキュメンタリー賞、2026年ブダペスト国際ドキュメンタリー映画祭で審査員特別賞を受賞している。また、2025年CPH:DOXコンペティションに出品され、2025年トロント映画祭のプログラマーが選ぶカナダ映画TOP10にドキュメンタリー映画で唯一選出された。

 舞台は、雄大な自然が広がるカナダ・マニトバ州。熟れたスイカを見分ける彼女なりの方法、粘着テープで家を補修するコツなど、移りゆく季節と歩調を合わせながら、自然と共存するなかで身につけた知恵とともに生きるアガサの姿が映し出される。「偽りの愛より独身がいい」と語り、生涯独身を貫きながらも、少しずつ語られる若き日の恋や家族の記憶が織り込まれていく。

 監督を務めたアトキンスは、アガサの姪にあたる。2019年に撮影をスタートし、年に1、2度ほどアガサの自宅を訪れ、コロナ禍では電話を通しての録音も取り入れながら、6年以上にわたって彼女の姿を追い続けた。一人の女性の人生を映画の中心に据えるため、アトキンスは女性だけのクルーで撮影を決行。全編16mmのフィルムで撮影された本作について、アトキンスは「どんな時も自分のスタイルを崩さず、信念を曲げずに生きる伯母の生き方そのものが映画的だと感じていた」と振り返っている。

 あわせて公開されたポスタービジュアルには、アガサの色とりどりの日々が切り取られている。庭仕事に料理、お気に入りのファッションなど、彼女の何気ない日常が、「季節は巡る。ずっとひとり暮らし。日常はささやかな喜びに満ちている。」というキャッチコピーとともに描かれている。映画にまつわる刺繍「シネマ刺繍」を手がける刺繍作家・鈴木里実が手刺繍でひと針ずつ縫い上げたロゴデザインが添えられ、カラフルでポップなビジュアルに仕上がっている。

■公開情報
『アガサのこよみ』
2027年2月、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、UPLINK吉祥寺、Stranger、伏見ミリオン座、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸、京都シネマ、塩尻・東座ほか全国順次ロードショー
出演:アガサ・ボック
監督・脚本・編集:アマリー・アトキンス
配給:ドマ
後援:カナダ大使館
2025年/カナダ/英語/86分/タイトルロゴ刺繍:鈴木里実/日本語字幕:横井和子/原題:Agatha's Almanac
文部科学省選定(青年向き、成人向き)
公式サイト:https://domainc.jp/agatha/

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