『ゴジラ-0.0』新予告から予測できる“非道展開” キングギドラ、生物兵器が登場?

 そうした妄想は抜きにして、分かっている展開では長澤まさみが演じてバリキャリぶりを見せている天才気象予報官の青山真琴の存在が気になるところ。庵野秀明総監督による『シン・ゴジラ』では、市川実日子が好演した野生動物の専門家の尾頭ヒロミの聡明さが目立ったが、青山も同様の活躍を見せるのかに注目したくなる。

 ゴジラなどを相手にした戦闘のシーンは前作にも増してスリリングでスペクタクルなものとなりそう。戦艦による艦砲射撃もあれば、前作では震電だけだった戦闘機の数が大きく増えて、編隊を組んで飛び回るような展開もありそう。ミリタリー好きはたまらないだろう。

 相変わらず気になるのがタイトルだ。『ゴジラ-0.0』は「ゴジラマイナスゼロ」と読むが、どうして「マイナスゼロ」なのかははっきり分かっていなかった。4月にラスベガスで開かれたイベントで山﨑貴監督が行った、「『マイナス』から『ゼロ』へと至る道程は、決して平坦なものではありません」というスピーチから察するなら、あまりにゴジラの残した破壊の爪痕が凄まじかった上に、増殖する脅威の存在もあって元に戻りきれない悲しみを表しているのかもしれない。

山崎貴監督、米ラスベガスで『ゴジラ-0.0』を語る 「日本をさらなる深い絶望が襲います」

映画『ゴジラ-0.0』の山崎貴監督が現地時間4月14日にアメリカ・ラスベガスで開催された「CinemaCon 2026」のメイン…

 タイトルの発表とともに噂になった、時間SFの名手と呼ばれた広瀬正によるSF小説『マイナス・ゼロ』(集英社文庫)との関わりは、新しい予告からは見えなかった。タイムマシンを使ったやり直しが繰り広げられる小説の要素が重なるなら、ゴジラを始め怪獣たちが日本を襲い続けるゴジラ映画のフォーマットを外れた、令和ならではのゴジラシリーズの可能性も模索できた。『スター・ウォーズ』(1977年)に憧れて映画の道に進もうと決め、やがて『ジュブナイル』(2000年)や『リターナー』(2002年)といったSF作品を撮り続けてきた山﨑監督らしいシリーズになったかもしれない。この点は今の段階では保留だ。

 果たして『ゴジラ-0.0』はどのような映画になるのだろうか。新しい予告でほのめかされたものの真相は何なのか。公開日の11月3日が待ち遠しいが、その前に10月26日から始まる第39回東京国際映画祭のセンターピース作品として、『ゴジラ-0.0』が上映されることが決定した。前作以上の恐怖を放ちそうなストーリーであり、第96回アカデミー賞で日本映画として初めて視覚効果賞を受賞したほどのVFXには、日本だけでなく世界中から熱い視線が向けられている。

 そんな山﨑監督が送り出すキング・オブ・モンスター、あるはキング・オブ・モンスターズの大襲来はすぐそこだ。

■公開情報
『ゴジラ-0.0』
11月3日(火・祝)全国公開
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、佐々木蔵之介、國村隼、田中美央、安藤サクラ、長澤まさみ、田中泯、吉岡秀隆
監督・脚本・VFX:山崎貴
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ROBOT
VFX:白組
製作:東宝
©2026 TOHO
公式サイト:https://godzilla-minuszero.toho-movie.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/g_minus_zero

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