ジュディ・オングが47年ぶりに台湾映画出演 『陽だまりの歌が聴こえる』2027年元日公開へ
第28回台北映画祭で観客賞、第7回台湾映画評論家協会賞で最優秀女優賞を受賞した台湾映画『陽光女子合唱團(原題)』が、『陽だまりの歌が聴こえる』の邦題で2027年1月1日に全国公開されることが決定した。
本作は、本国台湾で口コミから全国的な熱狂へと広がって興行収入38億6,000万円超を記録した台湾映画。実話に着想を得た物語となっている。
女子刑務所でひとりの女児が誕生し、母フイジェンと舎房の仲間たちは彼女を守り育ててきたが、娘に迫る“失明の危機”が穏やかな日々に影を落とす。救うには養子に出すしかない――その決断を前に、母としての愛情と娘の未来の狭間で揺れるフイジェンは、“最後に美しい記憶を残したい”と合唱団の結成を決意する。過去の傷を抱えた彼女たちは最初こそ反発し合うが、歌を通して少しずつ心を開き、やがて家族のような絆を育んでいく。迎えた音楽祭の本番、祈りのような歌声は鉄格子を越え、愛する人々へ静かに届く。
女子刑務所という閉ざされた環境を舞台にしながら、家庭内暴力や経済的困難、孤立、母子関係の断絶といった、社会で女性が直面する現実が物語の底に流れている。監督を務めたのは、『悲しみより、もっと悲しい物語』のギャビン・リン。「音楽は言葉より早く心に届く」という信念を軸に、歌を通して自らを赦し、誰かを受け入れ、再び歩き出そうとする女性たちの姿を描き出す。
母フイジェン役を演じるのはアイビー・チェン。共演には、「魅せられて」が大ヒットした1979年以来、47年ぶりに台湾映画へ出演したジュディ・オングらが名を連ねる。
公開された特報映像では、まもなく養子として刑務所を離れる娘との“最後の思い出”を残そうと、アイビー・チェン演じる母フイジェンが合唱団の結成を願う姿が映し出される。彼女の想いに心を動かされた仲間たちが力を合わせて生み出した歌声が重なり、優しさと祈りが響き合う映像となっている。
あわせて公開された場面写真には、刑務所で生まれた女の子の誕生日を囲んで祝福する女性たちの穏やかな表情が捉えられているほか、合唱団を結成した受刑者たちが並んで歌声を響かせる場面、ジュディ・オング演じるユーインが指揮を振るう姿など、歌うことで彼女たちの物語が静かに切り開かれていく瞬間が収められている。
■公開情報
『陽だまりの歌が聴こえる』
2027年1月1日(金・祝)全国公開
出演:アイビー・チェン、ジュディ・オング、スン・シューメイ、アンバー・アン、ホー・マンシー、ミャオ・クーリー、アニー・チェン
監督:ギャビン・リン、ヘンリー・ルー(a.k.a. エルメス・ルー)
製作:リウ・ウェイラン
配給:ギグリーボックス、コムストック・プラス
2025年/台湾/中国語/134分/シネマスコープ/5.1ch/原題:陽光女子合唱團
©2025 Star Generation Culture Entertainment Co., Ltd.