実写ドラマ『薬屋のひとりごと』猫猫役に原作ファンも納得? 芦田愛菜の“七変化”に期待

 全世界シリーズ累計5,700万部を突破している小説『薬屋のひとりごと』が、実写ドラマ化されることに決定した。Prime Originalドラマとして、2028年に世界独占配信されるという。

『薬屋のひとりごと』芦田愛菜主演×吉田恵里香脚本で実写ドラマ化 Prime Videoで2028年配信

芦田愛菜主演で『薬屋のひとりごと』が実写ドラマ化されることが決定。Prime Originalドラマ『薬屋のひとりごと』として、…

 主人公・猫猫(マオマオ)役に抜擢されたのは、人気俳優の芦田愛菜だ。本稿では芦田のキャリアや猫猫のキャラクター設定を紹介しつつ、実写化の成否を占ってみたい。

 『薬屋のひとりごと』は日向夏が手掛けるミステリー小説。中世の後宮を舞台として、花街で育った薬屋の少女・猫猫が宮中の謎や陰謀を解き明かしていくというストーリーだ。アニメ化もされており、10月からはTVアニメ第3期が放送、12月には劇場版が公開される予定となっている。

 主人公の猫猫はいつも不愛想でマイペースな性格の持ち主。俗世間のことには一切興味がなく、基本的には面倒ごとに巻き込まれることを嫌っている。しかし実は並外れた知的好奇心を持っていて、とくに珍しい薬や毒には目がないという変人。また推理力や洞察力にも秀でており、ミステリーでいう“探偵役”として、不審な出来事の裏側を見抜いていく。

 そんな猫猫役を芦田が演じるとのことで、SNS上では大きな話題を巻き起こすことに。原作ファンからの反応としては、「納得のキャスティング」「賢いイメージなので猫猫に合いそう」と好意的なものが目立っていた。その一方、猫猫の“毒気”を感じさせる部分をどう演じるのか予想できない……といった声も上がっている。

 芦田といえば一世を風靡した元・天才子役だが、近年もさまざまな話題作に出演し、1人の役者として快進撃を続けている。純真無垢な人物を演じることが多い印象だが、繊細な心情の表現には定評がある。たとえば2024年公開の映画『はたらく細胞』では、ふたり暮らしで父を支える健気な高校生・漆崎日胡役を演じて話題を呼んだ。

 その一方で注目すべきは、声優としての活躍だ。『映画 えんとつ町のプペル』の主人公・ルビッチ役として見事な声の演技を披露し、2025年に公開された細田守監督の『果てしなきスカーレット』でさらなる境地に到達。父の復讐に駆られる主人公・スカーレット役として、激情を迸らせる演技を見せていた。

 翻って『薬屋のひとりごと』のキャスティングについて言えば、猫猫はいつも無表情で、感情を表に出さないキャラクター。表情の演技よりも声の演技が重要になるはずなので、芦田の本領を存分に活かすことができそうだ。

 とはいえ猫猫はかなり芯の強い性格で、作中では宦官の壬氏を冷たくあしらったり、事件の犯人を苛烈に責め立てたりするシーンが登場する。ピュアなイメージとはほど遠い人物造形なので、芦田にとっては新境地となるかもしれない。

 さらに猫猫が薬草や毒物を前にして豹変し、別人のように浮かれる場面も同作の大きな見どころ。アニメ版の声優・悠木碧は“七変化”とでも呼ぶべき演技力で、その性格の振れ幅を表現していた。実写版猫猫を務める芦田が、どれほどの演技を見せてくれるのか楽しみだ。

 他方で同作では、猫猫をそばで支える壬氏も圧倒的な人気を誇るキャラクター。まだキャストは発表されていないが、原作ファンからはすでに熱い期待が寄せられている。続報の到着に注目しよう。

■配信情報
Prime Originalドラマ『薬屋のひとりごと』
Prime Videoにて、2028年より世界独占配信
出演:芦田愛菜ほか
監督:Yuki Saito
脚本:吉田恵里香
原作:日向夏『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫/イマジカインフォス)
製作:Amazon MGMスタジオ/東宝
制作プロダクション:TOHOスタジオ
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