町田啓太がインナーチャイルドと向き合う 『タツキ先生は甘すぎる!』正解のない絵と人生

インナーチャイルド(内なる子ども)という心理学用語がある。心の中に存在する小さな自分。具体的には、幼少期の傷つき体験や満たされなかった感情を指す言葉だ。大人になって、えも言われぬ感情で足がすくむ時、もしかしたらそれは子どもの頃の自分が泣いているからかもしれない。
『タツキ先生は甘すぎる!』(日本テレビ系)第8話では、タツキ(町田啓太)がインナーチャイルドと向き合った。

優(比嘉愛未)と離婚して以来、久しぶりに蒼空(山岸想)との対面が叶ったタツキ。だが、精神的に不安定になっている海音(池村碧彩)から呼び出され、迷うことなく駆けつけようとする。「そんな人じゃなかったよね? 俺の時は助けてくれなかったのに」と冷たく言い放つ蒼空に、タツキは返す言葉がなかった。
一方で、海音が抱える問題も解決できたわけではない。「ユカナイ」のアトリエに閉じこもっていた海音はタツキが姿を見せると鍵を開けてはくれたが、心の扉は閉めたまま。

そんな中、タツキは三雲(江口洋介)の提案で子どもたちと一緒にお絵描きをすることに。だが、小さい頃に見た風景を描いている途中で、タツキの手が止まる。すると、その様子を見た三雲はタツキを気分転換にドライブへと連れ出すのだった。向かった場所は、なんとタツキの実家。突然の訪問にもかかわらず、タツキの父・一樹(杉本哲太)と母のかおり(松下由樹)は2人を快く迎え入れた。
第7話で、計算ミスをした海音が父親の哲生(吉沢悠)に責められている場面を見て、自身の父・一樹に勉強を強いられていた幼少期を思い出していたタツキ。そのため、厳格な家庭で窮屈な思いをしながら育ったのかと思いきや、実際は印象が大きく異なる。

タツキのことを気遣いつつも、孫である蒼空の近況を伺うかおりと、多くは語らないが、息子の帰省に喜びの色を浮かべて釣りに誘う一樹。“毒親”というにはあまりにも愛情に溢れた両親と、温かみのある家庭だ。タツキ自身も大学まで行かせてくれた両親には感謝している。ただ子どもの頃、一樹に赤から青に描き直しさせられた空の絵が、コンクールに入賞したことが心の傷になっていた。





















