本木雅弘×菅田将暉の“演技合戦”に黒沢清監督も自信 『黒牢城』メイキング写真公開

6月19日に公開される本木雅弘主演映画『黒牢城』の撮影現場レポートとメイキング写真が公開された。
本作は、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞した米澤穂信の同名小説を映画化するミステリー大作。『岸辺の旅』『Cloud クラウド』などの黒沢清が監督を務めた。
主演の本木のほか、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョー、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけいらが出演する。
舞台は戦国時代の有岡城。君主・織田信長に突如反旗を翻し、籠城作戦を決行した武将・荒木村重(本木雅弘)が、織田軍に囲まれ絶望的な状況下となった閉ざされた城内で発生する四つの“怪事件”の謎に挑む。村重が頼ったのは、地下牢に幽閉した危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)だった。
公開されたメイキング写真には、集中して撮影に挑む本木と菅田の真剣な表情から、黒沢監督と熱心に段取りを確認するオダギリジョー、宮舘涼太らの姿、本木と黒沢監督が合間に談笑する様子などが収められている。
本作は2025年10月にクランクインし、時代劇の本場・京都太秦の松竹京都撮影所をはじめ、世界遺産の姫路城、明石城、篠山城、伊賀上野城、彦根城、東福寺、萬福寺など、国宝や重要文化財に指定される歴史的建造物を巡る大規模ロケが約1カ月半にわたり敢行された。
本木の撮影初日となった10月1日、松竹京都撮影所では村重と妻の千代保(吉高由里子)が有岡城の一室で語らうシーンからスタート。信長へと寝返った父を持つ少年・自念(槙木悠人)の乱入により静寂が破られる、台本にして4ページに及ぶ重要シーンが、2台のカメラを用いた長回しで撮影された。
黒沢監督は原作について「近年読んだ小説の中で最も面白く、自分の手で映画化したいと思いました」と語る一方、撮影初日は「事前に考えた演出プランが本当に成立しているのか、俳優が生身の人間として心身ともに演じることが可能なのか、それはできないと言われたりしないか、自分は俳優ではないのでいつも不安なのです」と内心の不安も明かしている。
翌日以降、村重を支える家臣たちが続々と集結。郡十右衛門役のオダギリ、乾助三郎役の宮舘、荒木久左衛門役の青木崇高らが参加し、「第一の事件:自念の密室殺人」の検証シーンが撮影された。
11月に入ると、黒田官兵衛役の菅田が現場に合流。松竹京都撮影所の第6スタジオに建てられた地下牢のセットで、村重と官兵衛の対峙が「順撮り」で描かれた。長回しによる撮影のなか繰り広げられた二人の論戦について、黒沢は「本木さんと菅田さんの丁々発止のやり取り、楽しかったです。物語上の村重と官兵衛の関係と同じように、どちらかが圧倒したり、反撃したり。お二人の演技合戦は見ものだと思います」と自信を覗かせている。
本作は11月半ばにクランクアップ。本木は「振り返ったら、あの体験は奇跡だったんじゃないかと思うような、京都の地、そして黒沢さんの元でしか生まれ得ない貴重な時間を過ごさせていただきました」と語り、菅田も「知と血と地にまみれ、脳みそフル稼働の撮影でした。対峙した時の荒木村重役の本木さんの瞳が忘れられません」と振り返った。
黒沢監督は「初めてのことが多く、何が正しいのかを追求しながらの撮影は、日々大変でしたが新鮮でした。この年齢になりましたけれどもデビュー作のような緊張と興奮と目新しさがありました」と充実した表情で撮影を締めくくっている。
■公開情報
『黒牢城』
6月19日(金)全国公開
出演:本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、近藤芳正、矢柴俊博、木原勝利、河内大和、吉岡睦雄、上川周作、前田旺志郎、坂東新悟、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけい/オダギリジョー
監督・脚本:黒沢清
原作:米澤穂信『黒牢城』(角川文庫/KADOKAWA刊)
音楽:半野喜弘
配給:松竹
©米澤穂信/KADOKAWA ©2026 映画「黒牢城」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/kokurojo-movie/
公式X:https://x.com/kokurojo_movie






























