『プラダを着た悪魔』20年ぶり続編誕生の背景とは 監督&脚本家が明かす制作秘話

『プラダを着た悪魔』続編誕生の背景とは

 全国公開中の『プラダを着た悪魔2』の製作陣が、続編の誕生秘話について明かした。

 華やかなトップファッション誌『ランウェイ』を舞台に、“悪魔のような”カリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントに採用されたアンディ(アン・ハサウェイ)が、仕事や恋に奮闘する姿を描いた前作『プラダを着た悪魔』。その続編『プラダを着た悪魔2』では、ファッション業界のアイコンである編集長ミランダと、その右腕ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)がとある危機に直面。ミランダの元アシスタントのアンディが再び『ランウェイ』に戻ってくることに。さらに、元同僚のエミリー(エミリー・ブラント)とも再会するが、いまやラグジュアリーブランドの幹部となった彼女は、『ランウェイ』存続の鍵を握る存在に。別々の道で成長を重ねた4人それぞれの夢と野望がぶつかり合い、物語は思わぬ結末へと向かっていく。

 前作の公開から20年。今回の続編は一体なぜ今誕生したのか。前作に続き脚本を担当したアライン・ブロッシュ・マッケンナは、「20年前、私たちは皆、続編を作るべきではないと確信していました。 誰もが、あの映画をそのまま一つの作品として残しておくことに満足していました」と、前作の時点で既に完成した物語であったと説明。しかし、時を経てその考えが変わったという。「世界が変わり始めたことで、私たちは、長年にわたって何度も思い返し、今もなお強く心に残っているこれらのキャラクターたちの人生も、大きく変わっているはずだと意識するようになりました。彼らが今何をしているのか、そして、私たちが生きるこの世界の新たな状況に彼らはどう対処しているのかを考えることが、次第に興味深いものになっていったのです」。

 前作に続き監督を務めたフランケルもまた、続編誕生の最大の理由は、時代の変化だと話す。「スタッフと私は、前作の公開直後に続編について話し合いましたが、当時は一つの完結した物語を語り終えたという感覚がありました。前作のラストで、登場人物たちはそれぞれの道を歩み始めており、率直に言って、彼らを再び集めることに説得力がなければ、続編を作るつもりはありませんでした」と続編誕生は幻のような存在であったとした上で、「しかし、世の中が変わったのです。紙媒体ジャーナリズムの世界が年々衰退していくのを見ていく中で、この変化を探求し、登場人物たちが再び関わり合うことになる物語を紡ぐことは理にかなっていると感じるようになりました。そして、ミランダが自らの帝国の崩壊をどのように見届けるのかという問いについても、深い興味を持つようになりました」と語った。

 そこでテーマとなったのが、登場人物たちの“今”を描いた物語。「ミランダはいつまでこの仕事を続けるのか? いつが引退の時なのか? 一方、前作のラスト、携帯電話を噴水に投げ込み、『ランウェイ』を去って新聞社で働き始めたアンディが20年経った今『ランウェイ』が戻るには、一体何が必要なのか? 私たちは、登場人物たちがキャリアを維持するために、どのような妥協を強いられているかを掘り下げたいと思いました。もし前作が、若者がこの世界で自分とは何者なのかを学んでいく成長物語だとすれば、続編は、人生で下してきたあらゆる選択の現実と向き合う成熟した女性についての物語です」と説明している。

■公開情報
『プラダを着た悪魔2』
全国公開中
出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチ、トレイシー・トムズ、ティボー・フェルドマン、ケネス・ブラナー、シモーヌ・アシュリー、ジャスティン・セロー、ルーシー・リュー、パトリック・ブラモール、ケイレブ・ヒーロン、ヘレン・J・シェン、ポーリーン・シャラメ、B・J・ノヴァク、コンラッド・リカモラ
監督:デヴィッド・フランケル
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ
ー、ルーシー・リュー、パトリック・ブラモール、ケイレブ・ヒーロン、ヘレン・J・シェン、ポーリーン・シャラメ、B・J・ノヴァク、コンラッド・リカモラ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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