「新宿東口映画祭2026」5月29日より開催 『ロボット・ドリームズ』『ロブスター』など上映
「新宿東口映画祭2026」が、5月29日から6月4日にかけて新宿武蔵野館で開催されることが決定した。
2021年5月、新宿武蔵野館とシネマカリテで初めて開催された「新宿東口映画祭」は、新宿から映画文化を発信し、街全体を活性化、観客をはじめ地域の人々が一緒に楽しくなることを目指す映画祭。20256は、「スクリーンで また逢える」をテーマに、忘れられない様々な“出逢い”が届けられる。
ナビゲーターには、2024年、2025に引き続き本年が3度目の就任となる映画ライターのよしひろまさみちが決定。映画祭公式サイトで上映作品の見どころを解説するほか、会期中はトークイベントにも登壇予定だ。
あわせて上映ラインナップも発表された。 新作として上映されるのは、谷垣健治が監督を務め、倉田保昭、サモ・ハンらが出演する『夢物語』Episode3「夢の中のドラゴン(仮)」。2024年、『帰って来たドラゴン』2Kリマスター完全版を上映し連日のようにイベントに登壇した倉田が、新作を携え新宿武蔵野館に帰還する。
また、昨年初の試みで好評を得た、落語と映画を一気に楽しめるスペシャルイベントを本年も開催。『昭和元禄落語心中』ディレクターズカット版“与太郎放浪編”の上映と、春風亭昇也、立川小春志による落語を楽しめるイベントとなる。
さらに、本年初の試みとして、世界の優秀な新作短編作品を紹介。今回は台湾映画『海角七号 君想う、国境の南』『KANO 1931 海の向こうの甲子園』などウェイ・ダーション監督作品で活躍しているチン・ディンチャンの初短編監督作品『婚内失恋:慶祝』が上映される。
1919年に製作され、100年以上の時間を経た現在でも評価されている『カリガリ博士』は、好評につき本年も上映されることが決定した。
そのほか、アニメーション映画では『映画 けいおん!』、劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』、『夜は短し歩けよ乙女』、『犬王』、そして『ロボット・ドリームズ』が登場。邦画では、『スウィングガールズ』、『パッチギ!』、『ゆれる』、『真夜中の五分前』、『永い言い訳』、『南瓜とマヨネーズ』が、洋画では、『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』、『aftersun/アフターサン』がラインナップに加わった。
また、昨年まで新宿東口映画祭の会場としても愛されながら、2026年1月に閉館したシネマカリテで公開された、『ロブスター』と『心と体と』の上映も決定した。
『夢物語』Episode3「夢の中のドラゴン(仮)」に出演した倉田、『婚内失恋:慶祝』の監督チン・ディンチャン、そして「新宿東口映画祭2026」ナビゲーターのよしひろからはコメントも到着した。
コメント
倉田保昭(『夢物語』Episode3「夢の中のドラゴン(仮)」)
このたび、新宿東口映画祭2026にて『夢物語』を上映していただけることを、大変光栄に思っております。
私はこれまで60年にわたり、アクション映画という世界に身を置いてきました。
アクションとは、言葉ではなく身体で語る表現です。
一瞬の動き、一撃の重み、そのすべてに役者の覚悟が宿ります。
危険と隣り合わせの現場において、その緊張の中でしか生まれない“真の迫力”こそが、 アクション映画の本質であると信じています。
本作『夢物語』は、オール香港ロケで撮影を行い、 さらにサモ・ハンさんにも特別出演いただいた、魂を込めたアクション作品です。
映画は、観てくださる皆様の存在によって完成します。
映画を愛する皆様が集うこの映画祭の場で、本作をお届けできることを心より嬉しく思います。
ぜひ劇場のスクリーンで、アクション映画の熱量と、その真価を体感してください。
チン・ディンチャン(『婚内失恋:慶祝』)
『婚内失恋:慶祝』が日本で上映されることを知った時、私はとても嬉しく、少し不思議にも感じましたが、同時に少し不安も抱きました。というのも、この映画のトーンは静かで内省的であり、わかりやすいドラマチックな対立もなければ、劇的な展開もないからです。
むしろ反対に、ゆっくりと展開していくような作品であり、明確な答えを示そうとしていません。このようなテンポで表現された感情が、観客に好まれるかどうかは分かりませんが、理解し、共感してもらえることを心から願っています。
よしひろまさみち(新宿東口映画祭2026 ナビゲーター/映画ライター)
新宿東口映画祭2026、ご開催おめでとうございます。
映画の紹介を生業としている私にとって、ホームタウン随一の老舗·新宿武蔵野館で映画の紹介にプラスして、お越しいただく皆さんに少しでも新宿を楽しんでいただけるようご案内する機会をいただいたのは至極の喜び。
今回のテーマは「スクリーンで また逢える」。映像ソフトや配信ではなく、スクリーンで逢いたい、逢うべき作品群をプログラムしております。また、スクリーンで逢えるのは映画だけではありません。本映画祭をきっかけにお客様方が時間と空間を共有することで偶発的に生まれる「逢」も大事にしていただければと存じます。
本映画祭の会場でもあった新宿シネマカリテの閉館という悲しいニュースで始まった今年ですが、その分、映画祭期間中は新宿武蔵野館を起点に「映画とエンタメの街·新宿」を、一緒に楽しみましょう。
上映作品
<New Films>
『夢物語』Episode3「夢の中のドラゴン(仮)」(全3話のうち、1篇のみ上映)
出演:倉田保昭、サモ・ハン(特別出演)
監督:谷垣健治
2026年/日本/22分(予定)/DCP/武蔵野興業
<レガス出張落語会x新宿東口映画祭 スペシャルコラボ企画>
『昭和元禄落語心中』ディレクターズカット版“与太郎放浪編”
声の出演:関智一、石田彰、山寺宏一、小林ゆう、林原めぐみ
原作:雲田はるこ『昭和元禄落語心中』(講談社『ITAN』連載)
監督:畠山守
落語監修:林家しん平
2016年/日本/81分/BD/キングレコード
<New Short Films>
『婚内失恋:慶祝』
出演:ティエンシン、アニー・チェン、ムーン・リー
監督:チン・ディンチャン
2025年/台湾/30分(予定)/DCP/スノーフレイク
<Silent Films>
『カリガリ博士』
出演:ヴェルナー・クラウス、コンラート・ファイト、リル・ダゴファー、フリードリヒ・フェーヘル
監督:ロベルト・ヴィーネ
1919 年/ドイツ/56分/BD/作品提供:マツダ映画社
弁士:徳川夢声、福地悟朗
※かつて武蔵野館で弁士を務めていた徳川夢声と福地悟朗の貴重な音声素材を復元し上映致します。(前半:福地悟朗、後半:徳川夢声)
<Animated Films>
『映画 けいおん!』
声の出演:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈
原作:かきふらい(芳文社『まんがタイムきらら』連載)
監督:山田尚子
2011年/日本/110分/DCP/松竹
劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』
声の出演:小野大輔、坂本真綾、田村ゆかり
原作:枢やな(掲載 月刊『Gファンタジー』スクウェア・エニックス刊)
監督:阿部記之
2017年/日本/100分/DCP/アニプレックス
『夜は短し歩けよ乙女』
声の出演:星野源、花澤香奈、神谷浩史、秋山竜次(ロバート)
原作:森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫刊)
監督:湯浅政明
2017年/日本/93分/DCP/東宝映像事業部
『犬王』
声の出演:アヴちゃん(女王蜂)、森山未來、柄本佑、津田健次郎、松重豊
原作:『平家物語 犬王の巻』古川日出男著 河出文庫刊
監督:湯浅政明
2021年/日本/97分/DCP/アニプレックス、アスミック・エース
『ロボット・ドリームズ』
原作:サラ・バロン
監督・脚本:パブロ・ベルヘル
アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
2023年/スペイン・フランス/102分/DCP/クロックワークス
<Films>
『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』
出演:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス
監督:スティーヴン・ダルドリー
2000年/イギリス/110分/DCP/シンカ
『スウィングガールズ』
出演:上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ
監督・脚本:矢口史靖
2004年/日本/105分/35mm/東宝
『パッチギ!』
出演:塩谷瞬、沢尻エリカ、高岡蒼佑
監督:井筒和幸
2004年/日本/117分/35mm/シネカノン
『ゆれる』
出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、真木よう子
原案・脚本・監督:西川美和
2006年/日本/119分/DCP/バンダイナムコフィルムワークス
『真夜中の五分前』
出演:三浦春馬、リウ・シーシー、チャン・シャオチュアン
原作:本多孝好『真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A/side-B』(新潮文庫刊)
監督:行定勲
2014年/日本・中国合作/129分/DCP/東映
『永い言い訳』
出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、深津絵里
原作:『永い言い訳』西川美和(文春文庫刊)
監督・脚本:西川美和
2016年/日本/124分/DCP/アスミック・エース/PG12
『南瓜とマヨネーズ』
出演:臼田あさ美、仲野太賀、浅香航大、光石研、オダギリジョー
原作:魚喃キリコ『南瓜とマヨネーズ』(祥伝社フィールコミックス)
監督・脚本:冨永昌敬
2017年/日本/93分/DCP/S・D・P
『aftersun/アフターサン』
出演:ポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン・ホール
監督・脚本:シャーロット・ウェルズ
2022年/イギリス・アメリカ/101分/DCP/ハピネットファントム・スタジオ
<【プレ企画】シネマカリテと また逢える>
『ロブスター』
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン
2015年/アイルランド・イギリス他/118分/DCP/ファインフィルムズ/R-15
『心と体と』
出演:アレクサンドラ・ボルベーイ、ゲーザ・モルチャーニ、レーカ・テンキ
監督・脚本:イルディコー・エニェディ
2017年/ハンガリー/116分/DCP/サンリス/PG12
■公開情報
「新宿東口映画祭2026」
期間:5月29日(金)~6月4日(木)
会場:武蔵野館(〒160-0022 東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F)
後援:新宿区/公益財団法人 新宿未来創造財団/一般社団法人 新宿観光振興協会
協力:新宿東口商店街振興組合
協賛:UNIQLO新宿東南口フラッグス店/株式会社ジーベックス
公式サイト:https://filmfest.musashino-k.co.jp/
公式X(旧Twitter):@shinjuku_f_fest