新宿のミニシアター・シネマカリテが2026年1月12日をもって閉館 映画ファンから惜しむ声
新宿にあるミニシアター・シネマカリテが2026年1月12日をもって閉館することが、8月7日に同館の公式サイト・公式SNSで発表された。
シネマカリテは、新宿の映画館・新宿武蔵野館を運営する武蔵野興業が、2021年12月に新宿NOWAビルの地下1階にてオープンした、96席と78席の2つのスクリーンを持つ劇場だ。シネコンでは鑑賞する機会の少ないインディペンデント系やアート系などを積極的に取り上げ、ミニシアターファン、ひいては映画ファンから親しまれている。
2014年からは夏にシアター独自の映画祭「カリテ・ファンタスティック! シネマコレクション(略称、カリコレ)」を開催し、新作・旧作・未公開作にかかわらず、国境やジャンルなどを越え、さまざまな作品を観客に届けてきた。第10回目という節目であり、“ファイナル”を冠した「カリコレ 2024 THE FINAL」ではプレミア作品として『#スージー・サーチ』『デッドストリーム』『アクション・ミュタンテ 4K』を上映したほか、創立100周年を記念したコロンビア・ピクチャーズ作品の上映、「ケイジ、還暦! 祝・ニコケイ特集」と称したニコラス・ケイジ出演作品の上映、ブリジット・バルドーの生誕90年を祝った「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ -BB生誕90年祭-」、新作『ダリオ・アルジェント PANICO』の上映など、バラエティに富んだ内容となった(※)。
公式サイトでは、「平素よりシネマカリテをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。この度シネマカリテは、2026年1月12日(月)をもちまして閉館することとなりました。これまでシネマカリテをご愛顧賜りましたこと、スタッフ一同心より御礼を申し上げます」と感謝の言葉とともに、「最後の作品まで皆様の心に残る映画体験をお届けできるよう、スタッフ一同努めて参りますので、閉館までの間、変わらぬご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。また、武蔵野館は引き続き営業を続けて参ります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」とメッセージが寄せられている。
閉館の発表を受け、シネマカリテの公式X(旧Twitter)には、惜しむ声が続々と届いている。
この度シネマカリテは、2026年1月12日(月)をもちまして閉館することとなりました。詳細は、下記をご覧ください。https://t.co/g665BBn90I
また、武蔵野館は引き続き営業を続けて参ります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。— シネマカリテ(公式) (@cinema_qualite) August 7, 2025
参照
※ https://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2024/






















