リチャード・リンクレイター『ヌーヴェルヴァーグ』7月10日公開 ポスター&ティザー予告も

リチャード・リンクレイター監督最新作『ヌーヴェルヴァーグ』の公開日が7月10日に決定。あわせて2種のポスタービジュアルとティザー予告、新場面写真が公開された。
本作は、『スクール・オブ・ロック』や『6歳のボクが、大人になるまで。』、『ビフォア・サンライズ恋人までの距離』から続く『ビフォア』シリーズで知られるリンクレイター監督が、1959年、ジャン=リュック・ゴダールと彼の長編デビュー作にしてヌーヴェルヴァーグ=“新しい波”と呼ばれる当時の革新的な映画運動の記念碑的作品となった『勝手にしやがれ』の製作過程を、フランス映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描いた物語。
学生の頃ヌーヴェルヴァーグに夢中になり、その自由な撮り方と姿勢に大きな影響を受け、この企画を10年以上前から温めてきたと語るリンクレイター監督は、本作で『勝手にしやがれ』のスタイルに倣ったアカデミー比率(1:1.37)の白黒、初挑戦となる全編ほぼフランス語で作り上げた。
さらに、本作の主人公となるジャン=リュック・ゴダール役には写真家やモデルとして活動していたギヨーム・マルベック、フランス映画界を代表する俳優ジャン=ポール・ベルモンドをオーブリー・デュラン、ヌーヴェルヴァーグを支えた撮影監督ラウル・クタールをマチュー・パンシナが演じたほか、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、シュザンヌ・シフマン、ジャック・リヴェット、エリック・ロメールなど劇中に数多く登場する映画人たちもほぼ無名の俳優陣が演じた。リンクレイター監督とは『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でタッグを組んだゾーイ・ドゥイッチは、『悲しみよこんにちは』で脚光を浴び、『勝手にしやがれ』で世界的な女優となったジーン・セバーグを演じている。
『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などで知られるベルモンドの生誕日である4月9日にあわせて公開された日本版ビジュアルは、『勝手にしやがれ』の象徴的なシーンを鮮やかにオマージュしたピンクバージョンとゴダール(ギヨーム・マルベック)、セバーグ(ゾーイ・ドゥイッチ)、ベルモンド(オーブリー・デュラン)の無垢な共犯関係が眩しいブルーバージョンの2種類。どちらもタイトルロゴの周りには撮影に奮闘するゴダールやカメラマンのラウール・クタールらの姿がちりばめられており、俳優陣を走らせ、周囲を振り回す奔放なゴダールと、彼とともに時代の荒波を駆け抜けたセバーグ、ベルモンドらの姿が写し出されている。デザインは、数々の名作映画を手がけるグラフィックデザイナーの大島依提亜が担当した。
公開されたティザー予告は、当時28歳のゴダールが、パリの女性たちから「本物の天才。……そう自称するわ」と噂されるシーンから始まる。セバーグから「あなたの映画なんてどうでもいい」と言われても、「その調子だよ」と飄々と去る姿。自由奔放なゴダールは、「新しい波が望みなら、荒波をくれてやる」と言い放ち、これはコケるなと言われても不敵な笑顔を見せる。
さらに、映画界に革命を起こした若者たちの、瑞々しい瞬間を捉えた場面写真も公開された。
なお、6月20日からは『21世紀のジャン=リュック・ゴダール わたしたちの映画 2001-2010』と題し、ゴダールの2000年代の長編作品全4作品(長編『愛の世紀』4K修復版、『映画史特別編 選ばれた瞬間』HD版、『アワーミュージック』4K修復版、『ゴダール・ソシアリスム』2K版)の一挙上映が決定。本作の公開を記念して、7月24日からは『勝手にしやがれ』(4Kレストア版)、『気狂いピエロ』(2K レストア版)の連続上映も決定している。
■公開情報
『ヌーヴェルヴァーグ』
7月10日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
出演:ギヨーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・デュランほか
監督:リチャード・リンクレイター
プロデューサー:ミシェル、ローラン・ペタン
脚本:ホリー・ジェント、ヴィンス・パルモ
協賛:Chanel
配給:AMG エンタテインメント
2025/フランス/106分/仏語・英語/5.1ch/1:1.37/モノクロ/原題:Nouvelle Vague/日本語字幕:井村千瑞
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