大泉洋が宮﨑あおいの“かわいさ”に嫉妬!? 野木亜紀子と振り返る『ちょっとだけエスパー』
切ない三角関係の裏側で、「かわいさ」争いが大泉洋vs岡田将生へ
――おふたりが夫婦として愛を深めていく姿は、あて書きされたイメージ通りでしたか?
野木:おふたりとも私の想像を超えてくるので、毎回楽しく拝見していました。そういえば、撮影現場で宮﨑さんにお会いしたときに、「私も意外と重い女かもしれないです」っておっしゃっていたんですけど、覚えていますか?
宮﨑:え、すみません。記憶になくて……。
野木:やっぱり! あのとき、四季ちゃんが入っていたから言っていたんですね。今はもう役が抜けちゃっているんだ。
宮﨑:抜けていますね。その時期の私は四季ちゃんだったんだと思います。撮影中、マネージャーさんとメイクさんにもそんなことを言われていて。そうそう、「ぶんちゃんといるときと、文人(岡田将生)といるときの四季ちゃんの顔が全然違う」とも言われました。文人といるときの四季ちゃんはちょっとお姉さん感が出て、ぶんちゃんといるときはすごく甘えていて、それこそ「かわいい」って。
大泉:そうでしょう、そうでしょう。やっぱり岡田将生だとそこまで頼りがいがないと!
野木:岡田くんじゃなくて、文人! NOT岡田将生(笑)!
宮﨑:アハハハ。
大泉:撮影現場でもスタッフがやたらと焚き付けてきたんですよね。僕がいなかったときの四季ちゃんと文人のシーンを「かわいかったですね〜、四季と文人。扇風機に“あーっ”ってやって!」って。「俺に言ってなんの得があるんだ」っていう。また岡田将生がめちゃくちゃかわいくやるんだ。兆で下げた好感度を、文人で上げようとしてくる。まったく!
――そこでも、かわいいの争いが勃発してたんですね。しかし、最終的には四季から選ばれたのは、文太の“ぶんちゃん”でしたね。
宮﨑:四季として生きていた私にとっても、心から愛する“ぶんちゃん”になっていましたね。劇中で「私の“ぶんちゃん”は文太」と言うシーンがありましたが、文人さんには申し訳ないけれど、やっぱりぶんちゃんとの思い出が大きすぎて。あの選択には、私自身も心から納得していました。
大泉:それはもう、日本中から嫉妬されましたよ。今回はふたりで横になって寝るようなシーンも多かったんですけど、周りの連中がいまだに僕を役者と思っていないのか、「いいよな、お前。隣に宮﨑あおいちゃんがいるんだろ?」なんて言ってくる。「仕事なんだから当たり前でしょ」って言っても、なんだか納得してくれない。でも、仮初めから始まった関係がだんだんと本物の夫婦に見えてくる過程は、本当にやりがいがありました。
――ただ前半が平和であるほど、後半が切なくなっていきました。野木さんとしてはどちらのほうが書いていて楽しかったというのはあったのでしょうか?
野木:どちらも別の楽しさがありましたよね。ただ、やっぱり9話は短いなと。
大泉:やっぱり、あれだ。テレビ朝日さんにお金がないんですね! もしくは、プロデューサーに力がないのかな!?
野木:あの枠は8話か9話がデフォルトなんですよ!(笑)
――9話だったことで、泣く泣く削られた部分もあったとお聞きしました。
野木:結構ありました。それがなんと、テレビ朝日の「テレアサショップ」からBlu-ray&DVDを予約すると「脚本没ネタ集」って特典でついてくるんです。「それが特典でいいの!?」って聞いたら、プロデューサーが「私が視聴者なら絶対読みたいです」って。その熱意の割に「没ネタ集」って言い方がひどくない? カットしただけで没なわけじゃないのに!(※名称変更により「泣く泣くお蔵入りになった幻のシーン集 ミニブック」となった)
大泉:プロデューサーにないのは、力じゃなくてデリカシーだった(笑)!
野木:文太と四季ちゃんの鎌倉デートのシーンも本当はもうちょっと長かったんですけどね。
大泉:それは演じてみたかったな。それこそ、扇風機でかわいく「あー」もやりたかった……。でも、文人と四季ちゃんが海でデートしているシーンの撮影は、ものすごく寒そうでしたよ。
宮﨑:寒かったですねー。
大泉:(苦い顔で)「ぶんちゃ〜〜ん」「きゃはは~!」なんて言ってね。
野木:そんな嫌そうに言うことないじゃないですか(笑)。
続編は、ビットファイブのミッション1話完結ドラマ!?
――大泉さん、宮﨑さんが台本を読んで思わず驚いた展開はありましたか?
大泉:とにかく各話の最後に「おっ!?」てなる場面が入ってくるじゃないですか。読みながら早く撮りたいし、早く観たいって思っていました。なかでも、やっぱりビックリしたのは、誕生日ケーキのローソクを吹き消す四季ちゃんに吹っ飛ばされて、能力がわかった瞬間のシーンですよね。あれには思わず膝を打ちましたね。おかしかったなー。あのシーンを思いついた瞬間は、やっぱりガッツポーズでしたか?
野木:そうですね。珍しく「私、割と才能あるかな」って思えたシーンでした(笑)。
宮﨑:私は、もうちょっといろいろ吹っ飛ばしたかったですね! あの能力は自分としても無敵だったので、ミッションとしてビットファイブに参加したかったなって。あのチーム感が羨ましかったです。
大泉:ミッションが始まると別行動になることが多かったからね。
野木:最初のころの打ち合わせでは、最終回は四季ちゃんの力で台風みたいな嵐を起こさせるかっていうアイデアもあったんです。街も何もかも吹っ飛ばすっていう、竜巻エンド。
大泉:アッハハハ! どんな終わり方ですか。
――最終回間近のインタビューで、大泉さんは「いくらでも演じ続けられそう」とお話されていました。今もそのお気持ちは変わらないですか?
大泉:そうですね。ある意味、解決していないっていっちゃ、解決してないじゃないですか。四季ちゃんが死なない未来が確約したわけじゃないし。
野木:でも、死ぬはずだった文太たちが生きている時点で、未来は変わっていますから……って、なんで私が大泉さんを説得してるんですか! それに「いくらでも」っておっしゃいますけど、誰が書くと思ってるんですか(笑)。
大泉:くっくくく。そうですよね。こっちはまたやりたいもんですから、軽い気持ちで「まだやれますよ」なんて言っちゃってるけど(笑)。
野木:とはいえ、続編が「観たい」とか「やりたい」って言ってもらえるのは、幸せなことですよね。
大泉:でもEカプセル飲み続けたら死んじゃうって話になってたんでね。また飲み始めるわけにもいかないし。
野木:まあ、そこは副作用を止める薬が開発されればね。
大泉:あおいちゃんもさっき言ってたけど、ビットファイブのくだらないただただミッションをこなしていく1話完結ドラマでもいいじゃないですか。
野木:それは、あれです。テレビ東京の深夜枠です。
大泉:アハハハ。『ちょっとだけエスパー』シーズン2は、テレ東でやります!
――(笑)。最後にBlu-ray&DVDを楽しみに待っているファンのみなさんに、メッセージをお願いします。
野木:ぜひもう一度最初からじっくりと観ていただきたいですね。新しい発見があったり、「ここってそういうことだったんだ」みたいなことも見つかるはずだと思います。それと、「没」と言われたカット原稿も楽しんでいただけたらうれしいです(笑)。
大泉:泣く泣くカットされたシーンも見られるかもしれないとのことですし、この3人で座談会も撮りましたし、特典映像がすごく充実しているんじゃないでしょうかね。作品として円盤でとっておきたいという気持ちに応えてくれるものだと思いますので、何度も何度も観て楽しんでください。
宮﨑:私、期待しているシーンがあって、あのシーンが気になっているんですけど。私と大泉さんが浴衣を着たときに、大泉さんが「締めます」って着付けの方の独特な言い回しを真似していたことがあって。役者ならみんなわかる“着付けされるときあるある”なんです。
大泉:(伏し目がちになって帯をグッと持ち上げる仕草をしながら)……締めます! ってね。これ、何回も本番でやったんですけど、本編全部カットされてて(笑)。
宮﨑:唯一本番で我慢できずに笑ってしまったシーンでした。大好きだったな〜。そのカット部分も入っていたらうれしいなって、個人的にも楽しみにしています。
大泉:……締めます!
■リリース情報
『ちょっとだけエスパー』
6月3日(水)Blu-ray&DVD BOX発売
【Blu-ray BOX】
価格:30,250円(税込)
品番:TCBD-1912
仕様:2025年/日本/カラー/本編402分+特典映像185分/16:9 1080i Full High Definition/DISC1~3:1層、DISC4:2層/音声:リニアPCM2chステレオ/バリアフリー日本語字幕(本編のみ)/全9話/4枚組(本編Disc3枚+特典Disc1枚)
【DVD BOX】
価格:24,200円(税込)
品番:TCED-8508
仕様:2025年/日本/カラー/本編402分+特典映像185分/16:9LB/DISC1~5:片面1層、DISC6:片面2層/音声:ドルビーデジタル2.0chステレオ/バリアフリー日本語字幕(本編のみ)/全9話/6枚組(本編Disc5枚+特典Disc1枚)
<特典映像>
・ちょっとだけメイキング&ハプニング
・とこしえに残したい刹那の未公開シーン集
・もはやちょっとだけじゃない座談会 大泉洋×宮﨑あおい×野木亜紀子
・TELASAオリジナル 豪華キャスト7名大集合ちょっとだけトーク
・制作発表記者会見
・情報解禁インタビュー 大泉洋&宮﨑あおい
・情報解禁インタビュー ディーン・フジオカ&岡田将生&北村匠海&高畑淳子&宇野祥平
・予告スポット集
・SNS動画集
・主題歌特別MV
<封入特典>
大ボリューム80P!ちょっとどころじゃないブックレット
ちょいエスの秘密を紐解くスペシャル解説“CHOTTO NOGI NOTE”収録!
出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平、北村匠海、高畑淳子、岡田将生
脚本:野木亜紀子
音楽:髙見優、信澤宣明
主題歌:こっちのけんと「わたくしごと」(blowout Music Labels)
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子
プロデューサー:貴島彩理、山形亮介、和田昂士
監督:村尾嘉昭、山内大典
制作協力:角川大映スタジオ
制作著作:テレビ朝日
発売元:株式会社テレビ朝日
販売元:TCエンタテインメント
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