橋本愛が『ザ・ブライド!』の魅力を語る特別映像公開 「私のために作ってくれた」

 4月3日に全国公開される映画『ザ・ブライド!』を女優の橋本愛が語る特別インタビュー映像が公開された。

 本作は、孤独な不死身の怪物と彼の手で墓場からこの世によみがえった花嫁による愛と破壊の逃避行を描いた物語。女優として活躍する傍ら監督業に進出し、初監督作品の『ロスト・ドーター』が第94回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたマギー・ギレンホールが監督を務めた。

 主演を務めるのは、『ハムネット』で第98回アカデミー賞主演女優賞を受賞ジェシー・バックリーと、『ザ・ファイター』で第83回アカデミー賞主演男優賞を受賞したクリスチャン・ベール。そのほか、『フライトプラン』のピーター・サースガード、『アメリカン・ビューティー』のアネット・ベニング、『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホール、『それでも恋するバルセロナ』のペネロペ・クルスらが共演に名を連ねた。

映画『ザ・ブライド!』橋本愛インタビュー映像

 公開された特別映像では、橋本が本作への熱烈な想いを語り尽くす。映画好きとしても知られる橋本は、劇中のブライドを思わせるオレンジと黒の衣装を身にまとい、いち早く本作を鑑賞。鑑賞直後のインタビューでは、真っ先に浮かんだキーワードとして「怒り」を挙げ、「怒りって一見ネガティブな印象もあるかもしれないけれど、自分を奮い立たせ、立ち上がるパワーになるとも思う」と語り、不条理な世界に抗うブライドの姿に、現代を生きる女性としての強い共鳴を寄せた。さらに橋本は、その怒りによって女性たちが連帯していく姿についても熱弁。劇中で描かれる、ブライドが銃を構え女性としての怒りや主張を叫ぶシーンに言及し、「気持ちに共鳴した女性たちが彼女にエンパワメントされて、解放を叫ぶ動きに繋がっていく。暴力や犯罪が関わっているから正しくないかもしれないけど、そういう手法でしか自分の存在を訴えることができなかった人たちの悲しみや苦しみがすごく伝わってきて。“私たちが共にあるんだ“というメッセージを感じて、自分自身も勇気をもらえた」と、現代社会に深く根ざした切実なメッセージ性についても、熱を込めて語った。

 1930年代のシカゴを舞台にした本作は、人々に忌み嫌われ誰とも心を通わせられない孤独を抱えた怪物フランケンシュタインと、彼の手で墓場からよみがえった花嫁(ブライド)が、ある出来事から人を殺めてしまったことで警察や社会から終われる身となり、愛と破壊の逃避行(ハネムーン)を繰り広げる物語。橋本はそんな本作に予想を上回る興奮を覚えたといい、「ファンタジックなところもあれば、スタイリッシュで歌やダンスも織り込まれた映像になっていて、想像を裏切られた。エネルギーに満ちたシーンもあるんだという驚きと発見がありました」と太鼓判を押した。

 本作が描く、美しくもパンクで、エネルギッシュな解放の物語については、「女性であるということだけで虐げられたり、男性以上の能力を持っていたとしてもそれにふさわしい役割が与えられなかったり。私も『お前らも同じ目に遭ってみろ!』と思ったことがすごくあったなって思い出したんです。だからスカっとするシーンもあったり(笑)この映画が、私のために作ってくれたって思えるくらいの存在になったし、そういう人がきっといるんじゃないかなと思いました」と最大級の共感を寄せる。ブライドとフランケンシュタインの型破りな逃避行(ハネムーン)についても、橋本は「ある意味ロマンチック。ありきたりなロマンスでは全くないと思います。その複雑性がすごく好きでした」とコメント。「とあるシーンから二人の関係性がガラっと変わったような気がしていて。世界中が敵になっても、この二人がどうか幸せに生き延びてほしいと思わずにはいられない」と、型破りなラブストーリーとしての魅力を独自の視点で熱弁した。

 また、『ハムネット』で第98回アカデミー賞主演女優賞を受賞したバックリーが本作で魅せたキャラクター性については、「2時間ずっと圧倒され続ける。彼女の演技を見ることだけでも価値のある作品だと思います。アクションも素晴らしく、銃を撃たれた時の身体の反応だったり、肉体と魂が衝突し続けているような身体性だったり、素直に感動しました。トリッキーな表現の中に人間らしさが滲み出ているところがすごく素敵だなと思いました」と賛辞を贈った。

 もし自分がブライドのように再び蘇ったとしたら、という問いに対しては「(蘇る前は)沈黙させられてきた女性だったけど、彼女が本当は言葉にしたかったことを他者の魂やフランケンシュタインの存在を借りて、やっと外に出すことが出来たという物語なのかなと思っていて」と独自の解釈を披露する。その上で、「私ももし蘇らされたとしたら、どうせ一度死ぬんだから、もう何でもやってやろうという気になるかもしれない。封じてきた言葉や自分で制御していた行動を撒き散らすかもしれない(笑)」と、作品から受け取った自由への渇望をユーモア交じりに明かした。

■公開情報
『ザ・ブライド!』
4月3日(金)全国ロードショー
出演:ジェシー・バックリー、クリスチャン・ベール、ピーター・サースガード、アネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルス
監督:マギー・ギレンホール
配給:東和ピクチャーズ・東宝
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