『僕達はまだその星の校則を知らない』癒やしの特典映像を解説 舞台裏に満ちた温かな空気

『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系/以下、『ぼくほし』)のBlu-ray&DVD BOXが2月13日に発売される。男女共学化された私立高校を舞台に、スクールロイヤーの白鳥健治(磯村勇斗)が、法律や校則で解決できない若者の悩みに向き合う本作は、「ギャラクシー賞」の2025年度上期入賞作品に選ばれるなど、独特の世界観で大きな反響を呼んだ。
『ぼくほし』をジャンルで分類することはあまり意味がない。リーガルドラマ、あるいは学園ものになるのだろうけれど、どちらもしっくりこない。あえて言うなら、宮沢賢治のドラマかもしれないが、宮沢賢治はドラマの中で言及されるだけなので、作品全体を言い表すにはやや不適切だ。定型的ではなく、それでいて作品全体を流れる独特のムードがあって、観ているうちにドラマの世界に引き込まれる。
主人公で弁護士の健治は、着任の挨拶で「学校は嫌いです」と言って周囲を驚かせる。不登校は問題ないと言い放つ一風変わったスクールロイヤーの健治は、生徒と向き合う中で、個性と制服、普通であることの意味、止まれない電車のような世の中への違和感に目を向ける。それらは、宮沢賢治が言うところの「本当の幸い」への問いかけだった。
あらためて本編を観直すと、全11話が有機的につながって、後に起こる展開を示唆していることがわかる。健治の過去、珠々(堀田真由)が抱く宮沢賢治への思慕、生徒同士の関係性……。各話がつながって一つの大きな星座を描いているようだった。
特典ディスクに収録されるのは、メイキング集と磯村勇斗のクランクアップ直後インタビュー、天文部員“天文ズ”が天文部室セットを案内するツアーの映像、オールアップ集だ。こんなにも癒される特典映像はかつてなかっただろう。そう言っても過言ではないくらい、柔らかくて温かな空気に満ちているのが今作の舞台裏だ。























