小林親弘&山﨑賢人、津田健次郎&眞栄田郷敦ら “ハマり役”揃いな『ゴールデンカムイ』組

1月5日からTVアニメの“最終章”が始まり、3月13日には実写映画第2弾も公開される『ゴールデンカムイ』。同作の人気は、作中に登場するキャラクターたちの強烈な個性にあると言えるだろう。
とはいえ、そこでアニメ版の声優や実写版の俳優が果たしている役割も見逃せない。本稿では彼らの演技に注目しつつ、各キャラクターの魅力について紹介していきたい。
杉元佐一(アニメ:小林親弘、実写:山﨑賢人)

主人公の杉元佐一は、元大日本帝国陸軍第一師団の兵士だった人物。日露戦争で人間離れした戦いぶりを見せたことから、“不死身の杉元”という異名をもつ。普段は温厚な人柄に見えるが、生死がかかった局面に追い込まれると鬼神のように変貌する……というギャップが大きな特徴だ。
アニメ版で声を当てているのは、『BEASTARS』レゴシや『光が死んだ夏』田中といった役で知られる小林親弘。その落ち着いたやさしい声色は、杉元のキャラクター像にぴったりだ。さらに「俺は不死身の杉元だ」と猛り狂う場面では、迫力たっぷりの荒々しい演技を披露している。
その一方、実写版では杉元を演じているのは言わずと知れた人気俳優の山﨑賢人。2023年12月に実施された映画第1弾の完成報告会では、撮影前からトレーニングに臨み、体重を約10キロ増量させたことを語っていたが、その成果もあってスクリーン上では歴戦の猛者としての風格が表現されていた。体当たり的なアクションもさることながら、役者としてもハマり役で、芯の部分にやさしさを秘めた杉元の姿を違和感なく演じていることが印象的だ。
アシリパ(アニメ:白石晴香、実写:山田杏奈)

もう1人の主人公・アシリパは、豊かなサバイバル知識をもったアイヌの少女。杉元の相棒として、共にアイヌの埋蔵金をめぐる冒険を行っていく。
年齢は10代前半あたりだと思われるが、誰よりも気丈で力強い生き様を見せてくれるのがアシリパの魅力。決して守られるだけのヒロインではなく、巨体のヒグマが目の前に現れても冷静に対処できるほどの生存力を誇る。

アニメ版でそんなアシリパのCVを担当しているのは、『ぼくたちは勉強ができない』の古橋文乃役や『九龍ジェネリックロマンス』の鯨井令子役などを演じている白石晴香だ。幼げでありながらも芯の強い独特の声で、原作ファンからも“ハマり役”として受け入れられている。
また実写版では、山田杏奈がアシリパ役のキャストを担当している。山田といえば押切蓮介による“精神破壊ホラー”マンガを原作とした映画『ミスミソウ』で主人公・野咲春花役を演じた若手俳優で、『ゴールデンカムイ』ではその実力を遺憾なく発揮。強い決意に満ちたまなざしと表情は、アシリパ本人と言ってもいいほどの仕上がりだった。
白石由竹(アニメ:伊藤健太郎、実写:矢本悠馬)
白石由竹は杉元とアシリパの旅に同行する仲間であり、幾度となく収監されては脱獄してきたことから、「脱獄王」という異名をもつ。ギャグシーンを担当する三枚目のキャラクターではあるものの、決めるときは決める頼もしい一面もある。
アニメ版の白石役を演じているのは伊藤健太郎。『BLEACH』の阿散井恋次や『キングダム』の桓騎といったイケメンキャラから『NARUTO -ナルト-』の秋道チョウジといった三枚目まで、幅広い役を演じてきた声優だ。いかにもお調子者めいたしゃべり方で、白石の魅力を引き出している。
実写版ではコミカルな演技に定評のある矢本悠馬がキャスティングされており、もはや“顔芸”に近いほどの表情の変化で物語を盛り上げた。画面に映り込むだけでにぎやかに感じられるほどで、白石というキャラクターの存在感を際立たせている。





















