芳根京子がAIと対峙する判事に 中山七里『有罪、とAIは告げた』NHKでドラマ化

『有罪、とAIは告げた』芳根京子主演で実写化

 芳根京子が主演を務めるNHK特集ドラマ『有罪、とAIは告げた』が、2026年春にNHK BSプレミアム4K、NHK BSにて放送されることが決定した。

 本作は、中山七里の同名小説を映像化したリーガルミステリー。裁判所に導入されたAIが、人間の裁判官と同等の判決文を一瞬で生成する未来を舞台に、司法のあり方と“真実”をめぐる攻防が描かれる。

 主人公は、東京地方裁判所の新人判事・高遠寺円。証人尋問や証拠精査、膨大な判例読み込みに追われる日々を送る円は、試験導入されるAI「法神(ほうしん)」の検証役を任される。「法神」は入力された過去の裁判データをもとに、裁判官と遜色のない判決文を瞬時に作り上げ、裁判所内部には期待と高揚が渦巻く。円はAIが“人間の人生を左右する判断”に関与することへ強い警戒心を抱いていた。そんな中、円は退官間近の裁判官・檜葉とともに、18歳の少年が父親を刺殺した事件を担当することに。公判前、檜葉は「法神」に事件データを入力し、試しに判決をシミュレートさせる。AIが導き出した答えは「死刑」。AIの能力に惹かれていく檜葉、AIへの不信を募らせる円、揺れる裁判員たち。真実を見極めるのはAIか、人間か、それとも別の何かか。

 芳根は主人公・円を演じる。脚本を映画『ファーストラヴ』などの浅野妙子、演出を『玉音放送を作った男たち』(NHK BS)などの佐藤善木が担当する。

芳根京子(高遠寺円)コメント

NHKドラマは約5年ぶりになりますが、脚本を読み進めるほどに、この物語が投げかける深い問いに強く惹かれました。尊敬する先輩方とご一緒できることも心強く、撮影が楽しみです。ぜひ観ていただけると嬉しいです。

■放送情報
特集ドラマ『有罪、とAIは告げた』
NHK BSプレミアム4K、NHK BSにて、2026年春放送
出演:芳根京子
原作:中山七里
脚本:浅野妙子
演出:佐藤善木
制作統括:高城朝子(テレビマンユニオン)、熊野律時(NHK)
写真提供=NHK

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