及川光博主演『ぼくたちん家』スタジオセットの裏側公開 「ドラマチックなうそをつく」

『ぼくたちん家』スタジオセットの裏側

 10月12日より日本テレビ系で放送がスタートする日曜ドラマ『ぼくたちん家』の美術デザインを務める荒川淳彦のインタビューコメントが公開された。

 本作は、現代に様々な偏見の中で生きる“社会のすみっこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリーのホーム&ラブコメディ。心優しきゲイの動物飼育員・波多野玄一を主演の及川光博が演じるほか、クールなゲイの中学校教師・作田索役を手越祐也、中学3年生のトーヨコ少女・楠ほたる役を白鳥玉季がそれぞれ演じる。

 玄一らが住む「井の頭アパート」はドラマの中でも重要な舞台の1つだが、荒川は台本を読んでから、“わずか15分”でイメージが浮かび上がったという。「井の頭アパートは築60年の還暦を迎えたアパートなので、あちこちが痛んでくるけれど、その古さをそのまま出してしまうと若い人が寄り付かないアパートになってしまう。そこで、ドラマを観るお客さんに『楽しそう』『ああいうところ住みたいね』と思ってもらえるような空間づくりを意識しました。普段から大切にしている『ドラマチックなうそをつく』という考えを今回も大事にし、思い切ってアパートのデザインを提案しました」とコメントしている。

荒川淳彦 コメント

井の頭アパートは築60年の還暦を迎えたアパートなので、あちこちが痛んでくるけれど、その古さをそのまま出してしまうと若い人が寄り付かないアパートになってしまう。
そこで、ドラマを観るお客さんに「楽しそう」「ああいうところ住みたいね」と思ってもらえるような空間づくりを意識しました。普段から大切にしている「ドラマチックなうそをつく」という考えを今回も大事にし、思い切ってアパートのデザインを提案しました。

リアル感を追求したセットの秘密

リアルさを追求するためにセットの地面にあえて凸凹を作り、井戸端や花道があった設定で役者が歩いたときの動きに自然な変化が生まれる工夫が施された。

玄一の部屋にある不自然な柱

玄一の部屋には、一見“不自然な柱”が1本存在するが、これは実際の建築構造上、取り外せ
ない柱となっている。美術側の遊び心を加えた “エクスキューズ”となり、物語を通して何
度も登場するため、ぜひチェックしてほしい。

部屋の扉に施された数字のこだわり

部屋のドアに施された番号は、ヨーロッパ式の書体を使用。建築当時の雰囲気や、坂井真紀演じる大家・井の頭今日子の先代からのシャレた家柄を踏まえ、当時流行していたヨーロッパ風のデザインを反映させた。

井の頭アパートの部屋数

アパートの外観には、実際の部屋数分だけガスメーターを2箇所に設置。ドラマを観る際は、ぜひ「『井の頭アパート』には何部屋あるのか」も推測しながら楽しんでみてほしい。

『ぼくたちん家』の画像

ぼくたちん家

現代に様々な偏見の中で生きる“社会のすみっこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描くホーム&ラブコメディ。

■放送情報
『ぼくたちん家』
日本テレビ系にて、10月12日(日)スタート 毎週日曜22:30~放送
出演:及川光博、手越祐也、白鳥玉季、田中直樹、渋谷凪咲、坂井真紀、光石研、麻生久美子
脚本:松本優紀、渋谷凪咲、田中直樹
演出:鯨岡弘識、北川瞳
インクルーシブプロデューサー:白川大介
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:河野英裕、西紀州、岡宅真由美
音楽:東川亜希子、神谷洵平
主題歌:「バームクーヘン」
制作協力:AX-ON
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/bokutachinchi/
公式X(旧Twitter):https://x.com/bokutachinchi
公式Instagram:https://www.instagram.com/bokutachinchi/
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