『TOKYOタクシー』木村拓哉の姉役で大竹しのぶが声の出演 山田洋次作品参加は27年ぶり

大竹しのぶ、『TOKYOタクシー』に声で出演 

 11月21日に公開される、倍賞千恵子と木村拓哉が共演する山田洋次監督の新作映画『TOKYOタクシー』に、大竹しのぶが声の出演を果たしていることがわかった。

 本作は、2022年に日本公開されたフランス映画『パリタクシー』を日本を舞台に置き換えリメイクしたヒューマンドラマ。さえない日々を送るタクシー運転手と、彼が偶然乗せることになった、人生の終活に向かうマダムとの運命的な出会いと奇跡を描く。

 山田監督作品には欠かせない女優・倍賞が、終活に向かうマダム・高野すみれを演じる。また、『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村が、そんなすみれを乗せるタクシー運転手・宇佐美浩二を演じた。

 そのほか、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、イ・ジュニョン、笹野高史が共演に名を連ねている。

 『学校III』以来、27年ぶりの山田組参加で、木村とは初共演となる大竹が演じるのは、浩二の姉・圭子。浩二の一人娘の奈菜が音大の附属高校に推薦入学が決まり喜ぶ一方、その入学金やタクシーの車検代、家の更新料など、宇佐美家の家計はまさに火の車。次から次へとのしかかる現実に頭を悩ませる浩二は、意を決して圭子に電話をかけ、いくらかお金を貸してほしいと頼み込むが……。

 大竹と木村は、過去同じ作品に出演したことはあるが、一緒に芝居をするのは本作が初。大竹は「私、実は木村さんとドラマや映画で共演したことがなくて。もちろん今までお会いしたことはあったんですが、(共演は)初めてだったので嬉しかったです。でも今回は声だけの出演だったのが残念で、今度こそちゃんと顔と顔を見てお芝居できるといいなと思います」と初共演への喜びを告白した。

 また、27年ぶりの山田組参加となった大竹は、久々の山田監督との撮影について「監督がとても細かく指示してくださることが懐かしくて、『ああ、やっぱりいいな。これだけの出番じゃ寂しいな』と思いました。久しぶりに山田組に参加したことで、丁寧に丁寧に映画を撮ることの大切さを改めて実感しました」と振り返った。そして、本作について大竹は、「本当に夢のような、心が温かくなるお話で、山田監督が本当に作りたくて作る映画の一つだと思います。ぜひ楽しみにしてください」とコメントを寄せた。

大竹しのぶ コメント

久しぶりの山田組の参加について

監督がとても細かく指示してくださることが懐かしくて、「ああ、やっぱりいいな。これだけの出番じゃ寂しいな」と思いました。久しぶりに山田組に参加したことで、丁寧に丁寧に映画を撮ることの大切さを改めて実感しました。

木村との共演について

私、実は木村さんとドラマや映画で共演したことがなくて。もちろん今までお会いしたことはあったんですが、(共演は)初めてだったので嬉しかったです。でも今回は声だけの出演だったのが残念で、今度こそちゃんと顔と顔を見てお芝居できるといいなと思います。

観客へのメッセージ

本当に夢のような、心が温かくなるお話で、山田監督が本当に作りたくて作る映画の一つだと思います。
ぜひ楽しみにしてください。

■公開情報
『TOKYOタクシー』
11月21日(金)全国ロードショー
出演:倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、イ・ジュニョン、マキタスポーツ、北山雅康、木村優来、小林稔侍、笹野高史
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三
原作:映画『パリタクシー』(監督:クリスチャン・カリオン)
配給:松竹
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会

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