EXO レイことチャン・イーシンがろう者の父親役に 『愛がきこえる』2026年1月9日公開へ

EXOレイ主演映画『愛がきこえる』公開決定

 EXOのメンバー“レイ”としても活躍するチャン・イーシンが主演を務めた映画『MuMu(英題)』が、『愛がきこえる』の邦題で2026年1月9日に全国公開されることが決定。あわせて日本版予告編と本ビジュアル、場面写真が公開された。

 本作は、耳のきこえない父と7歳の娘の心温まる絆を描く物語。ろう者の父シャオマー(小馬)とコーダ(耳が聞こえない、または聞こえにくい親を持つ聴者の子ども)の娘ムームー(木木)。支え合って生きる父娘のささやかな日々は、5年前に出ていった母の来訪によって軋み始める。ふたりの愛は、最大の試練を乗り越えられるのか。

 北米をはじめ世界各国での公開が続々と決定するなか、日本でもいち早く本年5月に中国語・英語字幕版による1週間限定の最速上映を実施。大きな反響を呼び、このたびの日本語字幕版での全国公開が決定した。

 主人公・シャオマーに扮するのは、EXOのメンバー“レイ”としても活躍するチャン・イーシン。シャオマーの愛情を一身に受けるムームー役に抜擢されたのは、これが映画デビューとなる新星リー・ルオアン。中国で社会現象を呼び起こしたヒット作『あなたがここにいてほしい』のシャー・モーが監督を務めた。第94回アカデミー賞作品賞受賞作『コーダ あいのうた』、吉沢亮が主演を務めた『ぼくが生きてる、ふたつの世界』と同じく、当事者であるろう者の人々が俳優として多数参加している。

『愛がきこえる』日本版予告編

 あわせて公開された予告編は、シャオマーとムームーがろう者のコミュニティの住民たちに見守られながら、いつも一緒に穏やかな毎日を送るやさしさに満ちた場面で幕を開ける。しかし、かつてシャオマーと離婚したムームーの母親シャオジンが、娘に“普通の生活”をさせたいと突然姿を現す。シャオマーは「お金もない、未来もない」と現実を突きつけられるが、当然申し出を拒否、ふたりは親権をめぐって裁判で争うことに。この先も娘と一緒にいたいと願うシャオマーは、生活環境を改善しようとホテルで住み込みの仕事を始めるが、彼の思いとは裏腹に事態は悪化の一途をたどり、追い詰められた彼は弁護士費用のために闇ビジネスに加担してしまうのだった。ムームーが裁判所で父を助けてほしいと泣き叫ぶ姿、シャオマーが彼女の話す言葉をどうにか感じ取りたいとあごに手を当て、その動きを受け止めようとするシーンなど、いかなる時もふたりがお互いを強く思い合う様子が映された映像となっている。

 本ビジュアルでは、苦しい生活の中でも互いを思いあうふたりに温かな光が指し、それぞれにまっすぐ先を見つめる印象的なシーンが切り取られている。また、「わたしが大人になったら、守ってあげる。」というキャッチコピーには、予告編にも収録されたムームーの言葉が使用されている。

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■公開情報
『愛がきこえる』
2026年1月9日(金)全国ロードショー
出演:チャン・イーシン、リー・ルオアン
監督:シャー・モー
配給:マーチ
英題:MuMu/2025年/中国/中国語/111分/ビスタ/カラー/5.1ch/日本語字幕:本多由枝
©CKF PICTURES (Ningbo) Co., Ltd. / iQIYI Pictures (Beijing) Co., Ltd. / Shanghai Tao Piao Movie & TV Culture Co.,Ltd.
公式サイト:march.film/aigakikoeru
公式X(旧Twitter):@march_film_0303

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