湊かなえ原作ドラマシリーズ『人間標本』宮沢りえ、伊東蒼が親子役で共演 コメントも到着

『人間標本』宮沢りえと伊東蒼が親子役に

 12月19日よりPrime Videoにて世界独占配信される『人間標本』の追加キャストとして、宮沢りえと伊東蒼の出演が発表された。

 本作は、『告白』『母性』『ユートピア』などで知られるベストセラー作家・湊かなえが、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説をドラマ化するミステリーサスペンス。“イヤミスの女王”と呼ばれる湊が、10年来温めてきた「親の子殺し」というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ本作は、蝶の研究者である榊史朗教授が、息子・榊至を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたと衝撃の告白から始まる。湊自身も「本当にイヤな物語」「一番面白い作品が書けた」と自負したことも話題になった。

 『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』など、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞した宮沢が本作で演じるのは、榊史朗(西島秀俊)の幼なじみで、有名画家の一之瀬留美。“色彩の魔術師”と呼ばれる留美は、史朗が研究する蝶と同じ「四原色の色覚」を持つギフテッドであり、物語は彼女がある理由で史朗と、その息子・至(市川染五郎)を含む6人の少年たちを山小屋に集めたことから展開する。

 出演にあたり宮沢は、「画家として作品に挑むエネルギーに溢れた留美という女性を演じるのは大変でしたが、10年ぶりとなった伊東蒼ちゃんとの親子のシーンを重ね、留美という役を掴んでいけたと思います」とコメントした。

 宮沢演じる留美の娘・一之瀬杏奈役には、先月20歳を迎えたばかりの伊東が決定。宮沢が主演を務めた『湯を沸かすほどの熱い愛』では、複雑な家庭環境に置かれた役どころを当時11歳で演じ切り、その後も映画『空白』『さがす』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』など話題作に出演している。

 本作では天才画家の母を持ち、ある想いを胸に秘めた少女・杏奈として物語をミステリアスに彩る伊東は、「撮影中、純粋な憧れや愛情が激しさを増した時に、思いがけず涙が溢れたり、体の内側から渦を巻くように湧いてくる感情に驚いたことを覚えています」とコメントを寄せた。

コメント

宮沢りえ(一之瀬 留美役)

企画書を頂き、湊かなえさん×廣木監督×西島秀俊さんのお名前を見て、ほぼ出演を決めました。西島さんが、この作品に挑もうと思ったその訳を知りたいという好奇心もありました。画家として作品に挑むエネルギーに溢れた留美という女性を演じるのは大変でしたが、10年ぶりとなった伊東蒼ちゃんとの親子のシーンを重ね、留美という役を掴んでいけたと思います。

伊東蒼(一之瀬 杏奈役)

撮影中、純粋な憧れや愛情が激しさを増した時に、思いがけず涙が溢れたり、体の内側から渦を巻くように湧いてくる感情に驚いたことを覚えています。どんなふうになるのか、私自身楽しみにしながら撮影していたいくつものシーンが、私の想像を超えて鮮やかに、恐ろしくも切なく、映像化された本作に参加できたことが、とても嬉しいです。皆様の元へ届く日がとても楽しみです。

■配信情報
Amazon Original ドラマ『人間標本』
Prime Videoにて、12月19日(金)より全5話一挙配信
出演: 西島秀俊、市川染五郎、宮沢りえ、伊東蒼ほか
原作: 湊かなえ『人間標本』(KADOKAWA)
監督:廣木隆一
製作:Amazon MGMスタジオ
©2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

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