岡山天音&森七菜は漫画そのまま? 『ひらやすみ』制作陣・原作者も絶賛する説得力

11月3日からNHK総合にて放送される夜ドラ『ひらやすみ』の記者会見が10月1日にNHKで開催され、主演の岡山天音、共演の森七菜、制作統括の坂部康二が登壇した。
主人公・生田ヒロト役を演じる岡山は、以前から原作マンガと原作者・真造圭伍の大ファンだったと語る。出演が決まった際は、「本当に幸せに感じたと同時に、非常にプレッシャーでもあった」と、その胸中を明かした。
ヒロトというキャラクターについては、「第1巻を読んだとき、僕が出会いたかった人がいた。こういう友達がいたらいいなと思い描いていた通りの人」と表現。ヒロトの魅力を「生きることの天才。日常の中にある宝石に自然と気付ける」と語り、自身が思い描くヒロト像を一つも取りこぼさずに演じたいと、役作りへのこだわりを述べた。
また、ナレーションを担当する小林聡美について聞かれると、「小林さんの独特の距離感がとても素敵で、ドラマを彩ってくれている」と絶賛した。
ヒロトのいとこ・なつみ役の森も、原作の大ファン。初めて原作を手に取ったのが「NHKの本当に近くにある本屋さん」だったそうで、今回の出演に「すごいご縁を感じています」と笑顔で語った。

ドラマ化にあたり、「何でもない日々が見返せるぐらいの価値をもった記録になっている」と感じたと話し、自分が想像していた以上の素晴らしい作品になっていると自信を覗かせた。
役作りでは、序盤のなつみが不愛想なシーンが多いため、「視聴者の方に嫌われないかなって心配だった」という裏話も披露。しかし、物語が進むにつれて見えるなつみの人間らしい部分を大切に演じたと振り返った。
制作統括の坂部は、「こんな人がいいな、こんな場所があったらいいなと思って実写化した」と、本作に込めた思いを吐露。キャスティングについては、「漫画から抜け出すってこういうことだ」と感じるほど、岡山と森が役にビッタリだったと明かした。
また、物語の重要な舞台となる平屋はセットではなく、実際に何十軒も探し回って見つけ出したこだわりのロケ地であることも明かされた。
会見の最後には原作者の真造からの岡山と森へサプライズメッセージが。
岡山には、「天音くんとは昔から色々ご縁がありましたね。『ひらやすみ』を描くだいぶ前に、天音くんが主演のドラマの現場見学をさせてもらいました。あの時、休憩時間中に一人でブツブツと台詞の練習をしてる猫背な後ろ姿を見て『この人はきっとこれからも活躍して、いい俳優さんになっていくんだな』と思いました。ヒロト君を演じてくれてありがとう。天音くんのヒロト、観るのを本当に楽しみにしています!」と長年の縁を感じさせる言葉が贈られた。

森には、「『ひらやすみ』のドラマの現場見学をさせてもらった日は、8月で夜なのに本当に頭がクラクラする位蒸し暑かった。そんな中現れた森さんは発光してるようなエネルギーを感じました。なっちゃんの若さゆえの生意気さ、でもかわいらしさが森さんなら説得力を持って演じてくれるだろうなぁと感じました。森七菜さんのなっちゃんを観るのも本当に楽しみです!」と、その存在感を絶賛するメッセージが寄せられた。
■放送情報
『ひらやすみ』
NHK総合にて、11月3日(月)スタート 毎週月曜から木曜22:45~23:00放送
出演:岡山天音、森七菜、吉岡里帆、吉村界人、光嶌なづな、根岸季衣
ナレーション:小林聡美
原作:真造圭伍
脚本:米内山陽子
音楽:富貴晴美
音楽プロデューサー:福島節
演出:松本佳奈、川和田恵真、髙土浩二
制作統括:坂部康二、熊野律時
プロデューサー:大塚安希
写真提供=NHK





















