多部未華子主演『連続ドラマW シャドウワーク』に桜井ユキ&寺島しのぶ 超特報映像も

WOWOWにて11月23日より放送・配信がスタートする、多部未華子主演の『連続ドラマW シャドウワーク』に桜井ユキと寺島しのぶが出演することが決定し、あわせて超特報映像が公開された。
本作は、『誰かがこの町で』が連続ドラマWにて映像化された江戸川乱歩賞作家・佐野広実による2022年刊行の同名小説が原作。ドメスティック・バイオレンスの被害に苦しむ妻たちが、絶望の果てで生きるためにたどり着いた“究極のシスターフッド”を描くミステリーだ。
監督を務めるのは、『AWAKE』『俺ではない炎上』の山田篤宏。脚本は、『連続ドラマW いりびと』(2021年)などの関久代が手がけた。
多部は、夫から数年にもわたる日常的な暴力により自己喪失し、暴力を受ける自分が悪いのだと考えるまでに至っている主婦・紀子を演じる。
『連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―』以来のWOWOWドラマ出演となる桜井が演じるのは、本作の“もう一人の主人公”とも言える重要人物・北川薫。館山南署の警部補である薫は、正義感が強く優秀だが、ある理由から捜査一課から左遷された経緯を持つ。ある女性の不審死の捜査を担当することになった薫は、自殺として処理されることになったその女性がDV被害にあっていたのではないかと思い至り、死因究明に向けて執念の捜査に乗り出す。
寺島が演じるのは、紀子がたどり着くDV被害者の女性たちが集うシェアハウスを取り仕切る昭江。WOWOWドラマへの出演は、『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』(2019年)での主演以来、約6年ぶりとなる。昭江は、DVシェルターの機能を果たしているシェアハウスを運営しながら住人たちがその後の生活に向けて自立できるよう、彼女たちが働くためのパン店も営む。観察眼に長け何事にも動じない昭江は、夫から命がけで逃れ、その存在に脅かされる女性たちにとっての精神的支柱のような存在。また、やがて紀子が知ることとなる、住人たちの“秘密の行い”に覚悟を持って取り組んでいる。果たしてその行いとは。そして、彼女を突き動かす壮絶なバックボーンとは。
あわせて公開された超特報映像には、劇中の紀子(多部未華子)、薫(桜井ユキ)、昭江(寺島しのぶ)の姿が映し出されている。DV夫から逃れ、一軒の家にたどりついた物語冒頭シーンの紀子と、ある女性の変死体と対面して涙を浮かべる薫。全く別の場所にいる2人は、この後どのように交わっていくのか。そして「生きるため」とつぶやく昭江が司っている、この家の“ルール”とは。
コメント
桜井ユキ(北川薫役)
原作を読ませていただき「物事の善悪とは何か」ということを深く考えさせられました。
演じさせていただく薫は、刑事という職に就きながらも、ある痛みを抱えています。
薫だけではなく、多部さん演じる紀子、そしてシェアハウスで暮らす女性たちは想像もつかない壮絶な日常を過ごしてきた女性です。
「この人はきっとこうだろう」という私たちの日常でも思い当たる、他者への無責任なジャッジがこの物語にもあります。
彼女たちがのちに取る選択を、容易く否定も肯定もできませんが、せめて最後まで寄り添っていきたいという想いで臨ませていただきました。
もがきながらも、新しい道を自らの手で切り開いていく女性たちを、ぜひ見守ってください。
寺島しのぶ(昭江役)
台本を読ませていただいた時、“問題作”であり“意欲作”であると感じました。
昭江は自分と同じような人たちを救いたいという思いで“秘密の行い”をしています。それは“善”ではありませんが、完全なる“悪”でもない。彼女たちが抱えている傷は、月日が経っても一生消えないということを、忘れないように演じたいです。
多部さんをはじめ、それぞれが適材適所のキャスティングで、撮影現場はこんな内容の話を撮っているのを忘れるほど楽しいです。これからハードなシーンの撮影も待っていますが、私たちなら大丈夫な気がしています。「こういう世界が本当にあるかもしれない」というリアリティを、このメンバーで実現したいです。
この物語がどんな人に届くか、正直分かりませんし、「こう見てください」とも全く言えません。ただ、彼女たちの行いが“正義”だと映らないといいなとは思います。あとは、私たちは演じるだけなので、監督がどう切り取ってどんな作品になるのか、私も楽しみです。

■放送・配信情報
『連続ドラマW シャドウワーク』
WOWOWプライムにて、11月23日(日)スタート 毎週日曜22:00〜放送
WOWOWオンデマンドにて、11月23日(日)スタート 毎週日曜22:00〜配信
出演:多部未華子、桜井ユキ、寺島しのぶほか
原作:佐野広実『シャドウワーク』(講談社刊)
監督:山田篤宏
脚本:関久代
音楽:渡邊崇
プロデューサー:植田春菜、中澤元、廣瀬雄、田中文
製作著作:WOWOW
制作プロダクション:アミューズクリエイティブスタジオ、東北新社
©佐野広実/講談社 ©2025 WOWOW






















