『落下の王国』4Kデジタルリマスター版、11月21日公開決定 絵画のようなポスターも

2008年に日本公開された映画『落下の王国』の4Kデジタルリマスター版が、11月21日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて全国公開されることが決定した。
17年前の9月6日に日本公開された本作は、傷ついたスタントマンの青年が純真な少女に語り出す冒険ファンタジー。『ザ・セル』などで知られるターセム・シン監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成させた。
また、『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャー、『her/世界でひとつの彼女』のスパイク・ジョーンズが本作の製作を強力サポート。フランシス・フォード・コッポラ監督作『ドラキュラ』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したこともある故・石岡瑛子さんが衣装を手がけ、世界中のアートやファッション、音楽、建築、民族文化のエッセンスを横断する独自の美術世界を創出した。
時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイ(リー・ペイス)は、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し、入院中の5才の少女・アレクサンドリア(カティンカ・アンタルー)。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう。
ロイ・ウォーカー役で主演を務めたのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『キャプテン・マーベル』のリー・ペイス。少女アレクサンドリアをカティンカ・アンタルーが演じた。
公開以来、日本国内では配信されることがなかったが、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加され、4Kデジタルリマスター版で甦る。
公開された日本版のポスタービジュアルは、映画撮影中の事故で傷を負った主人公のスタントマン・ロイが、入院中の少女アレクサンドリアに語り聞かせる、幻想的な物語の一場面を切り取ったもの。インドのラダック地方にある塩湖・パンゴンツォで撮影され、まるで絵画のようなこの1カットは映画の中でも特に印象的なシーンとなっている。ポスターデザインを担当したのは、『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』などを手がけたグラフィックデザイナーの塚本陽。「君にささげる、世界にたったひとつの作り話」というコピーが添えられている。
■公開情報
『落下の王国 4K デジタルリマスター』
11月21日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開
出演:リー・ペイス、カティンカ・アンタルー
監督:ターセム・シン
配給:ショウゲート
2006年/アメリカ/ビスタ/5.1ch/120分/原題:The Fall
©2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
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