国上将大×西銘駿『Love Sea ~愛の居場所~』に沼落ち “一度で二度美味しい魅力”を熱弁!

国上将大×西銘駿『Love Sea』に沼落ち!

 タイの人気BLドラマ『Love Sea』の日本リメイク版となる『Love Sea ~愛の居場所~』が、8月11日よりFODにて独占配信、フジテレビにて放送されている。

ドラマ『Love Sea ~愛の居場所~』本予告

 コロナ禍のステイホーム期間に日本でもハマる人が続出したタイBLドラマ。雑誌やWEBで特集が組まれたり、出演俳優の来日ファンミーティングが開催されたりと、いまや人気ジャンルの一つとして定着している。タイBLドラマが熱狂的なファンダムを生み出した一つの理由は、出演俳優同士の仲の良さ。ドラマ内でカップルを演じた2人がプライベートでも仲睦まじい姿をSNSで発信したり、ペアで番組やイベントに出演したりする。別の作品でも再びカップル役で共演するケースも珍しくない。

 『Love Sea』もまた、2023年に日本で大ヒットしたドラマ『Love in The Air』で脚光を浴び、“BABYFEAT”というファンダム名で愛されるFortとPeatの再共演で話題となった作品だ。そのリメイクとなる本作でも、日本の若手俳優陣が彼らに負けないくらい極上のミステリーを披露している。

 物語は、新作構想のために離島を訪れた人気恋愛小説家・楽本愛(西銘駿)を、ツアーガイド兼お世話係として雇われた武藤海心(国上将大)が迎えに来るところから始まる。撮影は東京からフェリーで3時間ほどの離島(新島・式根島)で行われた。海と緑に囲まれた穏やかな島だ。愛と海心が出会った時も他に人影はなく、まるで世界に2人きりのように錯覚させる。恋を育むには抜群のロケーションだ。

西銘駿が繊細に体現した、“放っておけない”魅力

 だが、育った環境も価値観も正反対の2人は出会った直後からそりが合わなかった。愛はもともと乗り気ではなかった上に、自分の領域にズカズカと入り込んでくる海心に反発してばかり。本作はそんな2人が惹かれ合っていくさまを描いているが、ただのラブストーリーではなく、孤独だった愛が海心と出会い、“愛”を信じられるようになるまでの成長物語でもある。

 愛を演じるのは、『仮面ライダーゴースト』(テレビ朝日系)の主人公・天空寺タケル役で華々しいデビューを飾った西銘駿。映像作品のみならず、舞台でも築いてきた強固なキャリアに裏打ちされる豊かな表現力と、どこか中性的な魅力が遺憾なく発揮されている。愛の魅力はまず、誰もが見惚れる圧倒的な美。特に海心に向ける挑発的な瞳がとんでもなく魅惑的で、思わず吸い込まれそうになってしまう。

 加えて、悪態ばかりついているけど、隠しきれない可愛さ。ベロタクシーを運転する海心の肩を揺らしながら「もう帰る!!」と駄々をこねたり、船の上で一人取り残されて必死に海心を探す姿なんかはまるで迷子の子どもに見えた。本当は誰よりも寂しがり屋だけど、心に傷があって人を拒絶してしまう愛からは常に切なさが滲み出していて、なんだか放っておけない。

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