イ・ジヌクの強みは“浸透力”にあり 『エスクワイア』で体現した冷徹さの中にある温かみ

Netflixで配信がスタートした韓国ドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』は、新人弁護士が様々な訴訟問題に向き合い、本当の“弁護士”になるまでを描くストーリー。ワイルドさと優しさを併せ持つ俳優イ・ジヌクが、今度は淡々とした優秀な弁護士を演じている。

イ・ジヌクが演じるソクフンは、成績優秀だが人当たりはよくなく、思ったことはズバズバと言ってくるタイプ。そのためあまり好かれてはいないが、仕事は淡々とこなし、訴訟チームのリーダーの座に就いている。新人たちには一番人気のない部署だが、率先してここにやってきた新人弁護士ヒョミン(チョン・チェヨン)によってチームの風向きが変化していく。

イ・ジヌクは今まで本当に多様なジャンルの作品に出演してきた。時代劇『三銃士』ではチョン・へイン、ヤン・ドングンと一緒に世の中を変えようとする世子を演じ、『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』では幼馴染に恋心を抱くようになる客室乗務員、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』ではワイルドさが際立つ難しい役柄で視聴者を驚かせ、『結婚白書』では結婚前に恋人とぶつかる男性を等身大に演じた。そして『イ・ドゥナ!』では人気アイドルのドゥナ(ペ・スジ)のマネージャーとしてわずかな出演時間ながら濃い存在感を残した。また、2024年に配信された『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』では、解離性同一症を患うヘリ(シン・ヘソン)の元彼で同僚のアナウンサー役として、優しさゆえの苦悩を見せ、新たな印象を与えた。
イ・ジヌク×イ・ヨニ『結婚白書』は“結婚式前の試練の乗り越え方”を教えてくれた
ついにNetflixで最終回まで配信された『結婚白書』では、30代カップルのソ・ジュニョン(イ・ジヌク)とキム・ナウン(イ・ヨニ…さらに『イカゲーム』のシーズン2と3では、病気を患う娘のために危険なゲームに参加した画家を演じた。一度は死にかけたが、彼の娘に母親心を抱くピンクガードのノウル(パク・ギュヨン)に助けられるキャラクターだ。シーズン2から3の繋がりの中で、この2人の関係性は物語の要となっており、2人が結果的に幸せな道を歩むことができたことが救いでもあった。





















