前作にも出演している上白石と新キャスト陣との掛け合いにも注目が集まる。當真は上白石との初共演で印象に残ったシーンについて、「序盤は2人のシーンが多くて。めぐるは最初、競技かるた部に入らないと言うんですが、大江先生（上白石萌音）が手を差し伸べてくれます。一つひとつの言葉が暖かくて、めぐるを通して上白石さんが私にも語りかけてくれているようでした」と語る。一方の上白石は「あみちゃんも含めて全員そうですが、目を見ているだけで会話ができる、素敵な役者さんたちばかりで心から尊敬しますし、本当に素敵な演技をするので“悔しい”と思うこともありました」と述べた。

　前作のファンだったという當真は「まず心の中で“かなちゃんだ！”と真っ先に思いました。なので“大江先生”と呼ぶのに違和感がありました（笑）」と率直な思いも。対する上白石は「お会いする前は“なんてかわいい人なんだ”と思っていましたが、共演を重ねるにつれて“カッコいい人”という印象に変わっていきました。自分のすべきこと、自分のできることがわかっていて、粛々と取り組む姿がカッコいいと思います」と當真へのリスペクトを明かした。

　10年前の劇場版シリーズの撮影現場と比較して、上白石は「当時は、みんなが寄せ鍋のようにそれぞれの演技を持ち寄る感じだったけど、今作ではもう畑から耕しているような、みんなで作り上げているような現場になっています」と経験者ならではの思いを語る。

　最後に「出演者の“意外な一面”が見つかることはあったか？」との質問に、村田千江莉役の嵐が齋藤について、「あるシーンで金魚がいる水槽が登場するんですけど、潤がそれをずっと眺めてて“何しているの？”って聞いたら、“お話ししてた”と答えてきて……（笑）」と、会場をどよめかせるエピソードを明かした。

　また、梅澤高校の新入生・八雲力役として途中から撮影に参加したという坂元に対して、共演者は冗談半分に口を揃えて「マナトムーブで空気が壊された」と暴露。坂元自身も「良い意味で空気を壊していきたい」と語っていた一方、「八雲を身体に馴染ませようとしていたら自分の中に入ってきておかしくなった」と役への没入ぶりを語った。

　共演者陣の仲の良さも伺える『ちはやふる－めぐり－』。多数の同世代の出演者ならではの穏やかな雰囲気で会見は幕を閉じた。

■放送情報
『ちはやふる－めぐり－』
日本テレビ系にて、7月9日（水）スタート 毎週水曜22:00〜放送
出演：當真あみ、原菜乃華、齋藤潤、藤原大祐、山時聡真、大西利空、嵐莉菜、坂元愛登、高村佳偉人、橘優輝、石川雷蔵、瀬戸琴楓、髙橋佑大朗、藤枝喜輝、大友一生、漆山拓実、上白石萌音、内田有紀、要潤、榎本司
ショーランナー：小泉徳宏
監督：藤田直哉、本田大介、松本千晶、吉田和弘
脚本：モノガタリラボ（小坂志宝、本田大介、松本千晶）、金子鈴幸
プロデューサー：榊原真由子、巣立恭平、中村薫、平田光一
企画・プロデューサー：北島直明
チーフプロデューサー：松本京子
音楽：横山克
主題歌：Perfume「巡ループ」（UNIVERSAL MUSIC LLC）
制作協力：ROBOT、ウインズモーメント
©日本テレビ
公式サイト：https://www.ntv.co.jp/chihayafuru-meguri/
公式X（旧Twitter）：https://x.com/chihaya_koshiki