松山ケンイチがペ・ドゥナに告白するシーンも 『リンダ リンダ リンダ 4K』予告編公開
8月22日より新宿ピカデリー、渋谷シネクイントほかにて全国公開される映画『リンダ リンダ リンダ』4Kリマスター版の予告編が公開された。
本作は、とある地方都市の女子高生がひょんなことからブルーハーツの曲をカバーし、披露するまでを描いた青春映画。『化け猫あんずちゃん』などの山下敦弘が監督を務め、35mmフィルムで撮影された。キャストとして、ぺ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織(Base Ball Bear)らが出演。公開から20周年を記念して、4Kデジタルリマスター版でリバイバル上映される。
公開された予告編は、ソン(ペ・ドゥナ)が歌うブルーハーツの名曲「僕の右手」のフレーズから始まる。文化祭直前に分解してしまったバンドのボーカルとして、「バンドやんない? やるのブルーハーツだから」と強引にソンをバンドに引き入れてしまう恵(香椎由宇)。文化祭本番まであと3日の出来事だった。誰もが懐かしく感じる文化祭の風景と、教室にいるソン、ドラム練習をする響子(前田亜季)、屋上で先輩と談笑する恵、プールで物憂げな表情の望(関根史織)、彼女たち4人のかけがえのない3日間が、スマッシング・パンプキンズのギタリスト、ジェイムス・イハの音楽とともに流れていく。
さらに、松山ケンイチ演じる少年がソンに告白する、今では貴重なシーンも。 最後には、文化祭でブルーハーツの「リンダ リンダ」を演奏する4人の姿も映し出される。
また、映像には著名人のコメントも。かねてから自身の持つラジオ番組などでも折に触れ『リンダリンダリンダ』愛を語ってきた上白石萌歌は「痛いほど胸に迫って、わけもわからず泣いてしまう。何度だってスクリーンで浴びたい!」と4Kリバイバル上映に歓喜。公開当時、映画内から飛び出したバンドのCDデビューとなったアルバム「we are PARANMAUM」でオリジナル曲の作詞を手がけた松本隆は「ブルーハーツに嫉妬した」とコメントを寄せ、川谷絵音は「こんなの見ちゃったらギターを弾くしかないよなぁ」、Yaffleは「未完成であるということは、なぜこんなにも僕たちを惹きつけるのだろうか」と、それぞれの想いを語っている。
あわせてポスタービジュアルと場面写真も公開。ポスターには、ロケ地であり、本編内でもたびたび登場する高校の屋上で、楽器を持って笑顔でピースサインをするまぶしい4人の姿が収められている。写真は当時、現場に参加していた東野翆れんによるもの。添えられた「過ぎていく時間何よりもやさしい何よりもあたたかい」というコピーは、ブルーハーツ「リンダリンダ」から引用されている。
場面写真には、口ずさんだりリズムを取りながらバスで移動する4人や、文化祭準備に追われる体育館で本番を実感して緊張している姿、そして本番のライブが始まる前の様子が捉えられている。
■公開情報
『リンダ リンダ リンダ 4K』
8月22日(金)新宿ピカデリー、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
出演:ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織(Base Ball Bear)、三村恭代、湯川潮音、山崎優子(meism)、甲本雅裕、松山ケンイチ、小林且弥、小出恵介、三浦誠巳、りりィ、藤井かほり、近藤公園、ピエール瀧、山本浩司、山本剛史
監督:山下敦弘
主題歌:「終わらない歌」(ザ・ブルーハーツ)
脚本:向井康介、宮下和雅子、山下敦弘
音楽:James Iha
製作:「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
配給:ビターズ・エンド
2005/日本/114分/カラー
©「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
公式サイト:www.bitters.co.jp/linda4k
公式X(旧Twitter):@linda_4k
公式Instagram:@lindalindalinda4k