芳根京子と本田響矢が月をバックに初キス 『波うららかに、めおと日和』新婚旅行で急接近

 そんな2人の関係を揺るがしそうなのが、なつ美の幼なじみである瀬田(小宮璃央)の存在だ。新婚旅行の途中で瀧昌が任務に戻ってしまった後、一時里帰りをしたなつ美は父・篤三(高橋努)の秘書をしている瀬田と再会を果たす。子供の頃はガキ大将で、なつ美に意地悪していた瀬田だが、久しぶりに再会したら落ち着いた大人の男性に成長していたという少女漫画の王道パターン。スマートで関谷家の人々からの信頼も厚く、なつ美にさらりと「綺麗になった」と言ってのけるキザな男だ。

 ……と思いきや、かっこつけるあまりに障子を破ってしまったり、なつ美と2人きりになると突然リラックスした様子で少年のような一面を見せたりと、良い意味で隙のある瀬田。瀧昌に匹敵する相手はそう簡単には出てこないだろうと高を括っていたが、なかなかに手強い。一方で、当て馬としても優秀で、まだ一度も顔を合わせていないのにしっかり瀧昌を焚きつける。

 実家に帰った時、母・さつき(紺野まひる)から教えてもらった恋愛テクを瀬田相手にシミュレーションしていたなつ美だが、任務を終えて帰ってきた瀧昌相手に実践してみると何だかうまくいかない。それは、残酷にも瀬田には全く恋愛感情を抱いていないからなのだが、なつ美がうっかり「瀬田くん相手ならうまくできたんですが……」と溢してしまったものだから、もう大変。

 物語を分かりやすく説明する活動弁士(生瀬勝久)がツッコミ過多になってしまうほど、頭の中で妄想を広げ、ついに嫉妬が頂点に達した瀧昌は「今夜、初夜を最後までします」となつ美に宣言するのだった。まったく……初心なのか、大胆なのか、分からない男だ。だが、それがまたいい。これは視聴者の間で、瀧昌派と瀬田派で大きく意見が二分する予感がする。

波うららかに、めおと日和

西香はちによる同名コミックを原作としたハートフル・昭和新婚ラブコメ。昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描く。

■放送情報
『波うららかに、めおと日和』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:芳根京子、本田響矢、山本舞香、小関裕太、小宮璃央、咲妃みゆ、小川彩(乃木坂46)、戸塚純貴、森カンナ、高橋努、紺野まひる、生瀬勝久、和久井映見ほか
原作:西香はち『波うららかに、めおと日和』(講談社『コミックDAYS』連載)
脚本:泉澤陽子
音楽:植田能平
主題歌:BE:FIRST「夢中」
プロデュース:宋ハナ
演出:平野眞
制作協力:FILM
制作著作:フジテレビ
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