ケリー・オサリヴァン&アレックス・トンプソン監督作 『カーテンコールの灯』6月27日公開

『セイント・フランシス』(2019年)のケリー・オサリヴァンとアレックス・トンプソンが共同監督を務めた新作映画『Ghostlight(原題)』が、『カーテンコールの灯』の邦題で6月27日に公開されることが決定した。
SXSW映画祭観客および審査員賞を受賞した『セイント・フランシス』のオサリヴァン(主演・脚本)とパートナーのトンプソン(監督)が共同監督として再びダッグを組んだ本作。ある悲しい出来事を経験しバラバラになりかけている親子3人の家族が、希望のありかを探し求めていく軌跡を、『ロミオとジュリエット』のストーリー展開に重ね合わせ、現実と虚構、実生活と演劇をリンクさせ描いた。
主人公ダンを演じるのは、シカゴの舞台や映画で長年活躍してきたキース・カプフェラー。劇中の妻と娘を演じるのは、俳優であり、実生活でもキースの家族である妻タラ・マレンと娘キャサリン・マレン・カプフェラー。さらに、第96回アカデミー賞ノミネート作『逆転のトライアングル』のドリー・デ・レオンが共演するなど、監督たちと長年親交のある友人たちが参加した。
あわせて予告編も公開。アメリカの郊外。建設作業員のダンは家族に起きた悲劇から立ち直れずに、仲が良かった妻や思春期の娘とすれ違いの日々を送っていた。ある日、見知らぬ女性に声をかけられ、強引にアマチュア劇団の『ロミオとジュリエット』に参加することに。経験もなく、最初は乗り気でなかったダンも、個性豊かな団員と過ごすうちに居場所を見出していく。やがて突然の変更でロミオ役に大抜擢されるが、自身のつらい経験が重なって次第に演じることができなくなり……本番当日、家族や仲間の想いが詰まった舞台の幕がついに開く。
また日本公開にあたり、一足先に作品を鑑賞した作家・演出家の鴻上尚史よりコメントも到着した。
コメント
鴻上尚史(作家・演出家)
演劇を愛するすべての人に。とりわけ、日本各地で、社会人劇団・地域劇団・市民劇団に関わっているすべての人へ。演劇に興味があるけれど、参加をためらっているすべての世代の人へ。歴史に残る、演劇と家族を描いた映画です。
■公開情報
『カーテンコールの灯』
6月27日(金)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開
出演:キース・カプフェラー、キャサリン・マレン・カプフェラー 、タラ・マレン、ドリー・デ・レオン
監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン
脚本:ケリー・オサリヴァン
配給:AMGエンタテインメント
2024/アメリカ/115分/英語/5.1ch/カラー/原題:Ghostlight/日本語字幕:小坂志保/PG-12
©2024, Ghostlight LLC.










































