『イグナイト』はこれまでのリーガルドラマとは一味違う? 畑中翔太Pが狙いを明かす

『イグナイト』畑中翔太Pが狙いを明かす

 間宮祥太朗が主演を務めるTBS金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』第1話の放送を前に、畑中翔太プロデューサーのインタビューコメントが公開された。

 本作は、BABEL LABELがTBSと初タッグを組むダークリーガル・エンターテインメントドラマ。「Ignite」=火を付ける。その言葉のように、原告になりそうなターゲットの心に火をつけ、訴訟を起こさせる。父親を事故で亡くしたことをきっかけに弁護士を志した間宮演じる主人公の宇崎凌が飛び込んだのは、“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く界隈では“無法者”として知られている怪しげな法律事務所だった。まるで弁護士バッジをつけた“法の当たり屋”ともいえる彼らの目的は金か、正義か。

 主演の間宮のほか、上白石萌歌、三山凌輝、りょう、及川光博、仲村トオルらがキャストに名を連ねている。

 畑中は学生時代に司法試験にチャレンジしていた過去が本作制作のきっかけになっているそうで、「いつかエンタメ作品として『リーガルドラマ』を作りたいという想いを持っていました」とコメント。そんな志の中、「たまたま知人の弁護士さんから、『弁護士の数が以前より倍増して、弁護士になれたからって簡単に食べていけるわけではない』『揉め事が起こらないと弁護士は仕事にならない』という話を聞いた時に、『もしも案件を獲るために、人々に訴訟を焚きつける弁護士がいたら……?』という、この作品の軸となる企画を思いつきました」と本作の骨格が出来上がったことを明かした。

 主演に間宮を抜擢した意図としては、「主人公の宇崎凌は弁護士として、社会や周囲の力に押さえつけられ、苦しみや訴えの想いを閉じ込めた人々の心に“火をつけていく”人間です。その主人公像を想像した時に、一見クールに見えるのに、その奥に泥くさい熱い闘志を感じさせる間宮祥太朗さんのイメージがぴったりと重なり、今回主演のオファーをさせていただきました」と語った。

 また、本作の注目ポイントとして、「アクションシーンやカースタントシーンなど、“法廷外”にも大きな見どころがあるリーガルドラマです」とアピール。続けて、「全話を通じて、テレビドラマなのにテレビドラマらしからぬ、リーガルドラマなのにリーガルドラマらしからぬ、を制作テーマにしています。人々に訴訟を焚きつける無法者弁護士たち、法廷外でのアクションやスタント、そして1人の人間が訴訟を起こすまでの葛藤を描くヒューマンストーリー……この『イグナイト』という作品には、これまでにはない様々な“驚き”が詰まっていると思います」と視聴者へメッセージを送った。

畑中翔太(プロデューサー)コメント

制作のきっかけや企画意図

1つはこれは個人的なことになりますが、学生時代に実際に司法試験にチャレンジしていた過去があり、結局その道は諦めることになりましたが、いつかエンタメ作品として「リーガルドラマ」を作りたいという想いを持っていました。
そんな時に、たまたま知人の弁護士さんから、「弁護士の数が以前より倍増して、弁護士になれたからって簡単に食べていけるわけではない」「揉め事が起こらないと弁護士は仕事にならない」という話を聞いた時に、「もしも案件を獲るために、人々に訴訟を焚きつける弁護士がいたら……?」という、この作品の軸となる企画を思いつきました。

金曜ドラマでの地上波放送が決まった時の気持ち

TBSの金曜ドラマは、学生時代から一視聴者として普通に観ていたドラマ枠なので、企画が決まった時は「あまり実感が湧かなかった」というのが正直なところです。ただ徐々に制作が進んでいくうちに、「自分が過去に観ていたあのドラマと肩を並べる作品を作らないといけないんだ……!」というプレッシャーみたいなものが湧いてきました。ただ今はそれを、チーム全体でいい作品を作るんだ!といういいプレッシャーに変換できていると思います。

主演に間宮祥太朗を起用した理由

主人公の宇崎凌は弁護士として、社会や周囲の力に押さえつけられ、苦しみや訴えの想いを閉じ込めた人々の心に“火をつけていく”人間です。その主人公像を想像した時に、一見クールに見えるのに、その奥に泥くさい熱い闘志を感じさせる間宮祥太朗さんのイメージがぴったりと重なり、今回主演のオファーをさせていただきました。
このイグナイトの撮影現場では、1つのシーンを頭から終わりまでカメラのアングルを変えながら、何度も繰り返し撮影する手法を取っています。これは俳優の皆さんにとっては気力と集中力がいる現場なのですが、間宮さんはたとえ自身が映っていないカメラアングルになっても、そのエネルギーを全く絶やすことなく、常に全力で宇崎を演じてくれます。その間宮さんのエネルギーをさらに周りのキャスト陣やスタッフが受け取って、観ている人の心を動かすような熱量の高いシーンが次々に生まれています。そういう意味でも1シーン1シーン見逃さないで観ていただければと思っています。

ピース法律事務所のメンバーの起用理由

ピース法律事務所の代表・轟謙二郎は、裁判の賠償金目当てに訴訟を焚きつけるチームのリーダーです。仲村さんとは過去に、チーフ監督である原廣利さんとともに制作したドラマ作品でご一緒した経験があり、「またいつか一緒に作品を作りたい」という想いがありました。その中で、胡散臭さに溢れる謎多き事務所代表・轟というキャラクターが、これまでの仲村さんのイメージにない新境地になるのでは?という、制作陣としてワクワクする気持ちも含めてオファーさせていただきました。
ピース法律事務所、唯一の女性弁護士・伊野尾麻里を演じてもらうのは上白石萌歌さん。轟や宇崎をはじめ、暑苦しいメンバーばかりの事務所のムードメーカーであり、“歩く六法全書”との異名も持つ伊野尾のキャラクターと、人間から滲み出る天性の愛嬌のようなものと、弁護士としての説得力となる知性を同時に持ち合わせる萌歌さんのイメージがぴったりと重なり、この伊野尾役をオファーさせていただきました。
チーム最年少の秀才・高井戸斗真を演じてもらうのは三山凌輝さん。事務所最年少のクールキャラでありつつ、その内側に抱えたものを誰にも見せないミステリアスな側面を持つ高井戸。この高井戸というキャラクターなら、俳優とアーティストで全く違う顔を持つ、三山さんの両局面の魅力を活かしてもらえるのでは?と思い、オファーさせていただきました。また三山さんならではの要素を高井戸のキャラクターに加えた部分もあるので、ぜひそこも楽しみにしていただければと思います。

司法試験に挑んでいた経験は活きたか

「裁判」というのは決して簡単なものではなく、訴える原告側にも、訴えられる被告側にも、そこに辿り着くまでの人生ドラマがあります。過去にそういった裁判のリアルに身近に触れていたからこそ、従来のリーガルドラマにはなかった、依頼人が「訴訟を起こそう」と、心に決めるまでのヒューマンストーリーを丁寧に脚本にできているのではないかと思っています。

本作で初めて行っている試み

従来のリーガルドラマは法廷内での攻防が見どころですが、本作はアクションシーンやカースタントシーンなど、“法廷外”にも大きな見どころがあるリーガルドラマです。そのため撮影にはBABEL LABELの強みでもある映像のダイナミズムをふんだんに活かした、様々な撮影アプローチを取り入れています。ぜひ第1話から、その視点でもドラマをご期待いただければと思います。

視聴者の感情がどう燃え上がることを期待?

「こんなリーガルドラマ観たことない!」とシンプルにテレビドラマに興奮してほしいなと思っています。全話を通じて、テレビドラマなのにテレビドラマらしからぬ、リーガルドラマなのにリーガルドラマらしからぬ、を制作テーマにしています。人々に訴訟を焚きつける無法者弁護士たち、法廷外でのアクションやスタント、そして1人の人間が訴訟を起こすまでの葛藤を描くヒューマンストーリー……この『イグナイト』という作品には、これまでにはない様々な“驚き”が詰まっていると思います。TBSとコンテンツスタジオ・BABEL LABELのタッグだからこそ生まれた、新たなTBS金曜ドラマをぜひ最後まで見逃さないでほしいです。

『イグナイト -法の無法者-』の画像

金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』

BABEL LABELがTBSと初タッグを組むダークリーガル・エンターテインメントドラマ。“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く「ピース法律事務所」の弁護士たちの姿を描く。

■放送情報
金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』
TBS系にて、4月18日(金)スタート 毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:間宮祥太朗、上白石萌歌、三山凌輝、りょう、及川光博、仲村トオル
企画・プロデュース・脚本:畑中翔太
脚本:山田能龍、山口健人
法律監修:福島健史
音楽:森優太
主題歌:B'z「恐るるなかれ灰は灰に」(VERMILLION RECORDS)
プロデューサー:山田久人、瀬崎秀人、駒奈穂子
編成:松本友香、杉田彩佳
監督:原廣利、山口健人、吉田亮
製作:BABEL LABEL、TBS
ⒸTBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ignite_tbs/
公式X(旧Twitter)@ignite_tbs
公式Instagram:ignite_tbs
公式TikTok:@ignite_tbs

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